通常、インデックスは初期作成後に差分ログを適用して、インデックス対象のデータベースと整合性を保つようにします。しかし、以下の状態では、差分ログの適用によるインデックスの更新処理ができないため、インデックスの再作成を行う必要があります。
インデックスの構造が変わる場合
rdbsloaderコマンドによってデータを挿入した場合
バックアップを取得していない状態でインデックスが破壊された場合
インデックス対象のデータベースを最新までリカバリしなかった場合
インデックスの再作成では、現状のインデックスを削除し、検索対象データベースより新しいデータの抽出を行います。
インデックス再作成の手順について説明します。
インデックスの削除
インデックスを削除します。
この場合、インデックスの再作成であるため、抽出定義の削除、再定義は、必要ありません。インデックスの削除の詳細は、“4.3 インデックスの削除”を参照してください。
インデックスの再作成
インデックスを作成します。インデックスの作成の詳細は、“4.2.3 インデックスの初期作成”を参照してください。
注意
インデックスの再作成が正常終了した場合、収集文書リストファイルおよびマップファイルは不要になります。必要に応じてファイルを削除してください。
以下に、インデックス再作成の操作例を示します。
$ lxrepdis -r 書籍データ抽出定義 (1) $ lxreplog -F (2) $ lxreplog -I -r 書籍データ抽出定義 (3) $ isususpend /usr/TEXTADP/INDEX (4) $ isudelidx /usr/TEXTADP/INDEX (5) $ rdbtais -r all -c isdef01 -m /usr/TEXTADP/map1 -f /usr/TEXTADP/list1 -w /tmp (6) $ isuindex -index /usr/TEXTADP/INDEX -conf /usr/TEXTADP/indexdef1 -list /usr/TEXTADP/list1 -map /usr/TEXTADP/map1 (7) $ isurestart /usr/TEXTADP/INDEX (8)
(1)差分ログの取得を停止します。
(2)差分ログを追い出します。
(3)差分ログを破棄します。
(4)インデックスのサービスを停止します。
(5)インデックスを削除します。
(6)収集文書リストファイルおよびマップファイルを作成します。
(7)インデックスを作成します。
(8)インデックスのサービスを再開します。