抽出定義の定義後、インデックスを初期作成します。
インデックスの初期作成手順について説明します。
Textアダプタ定義の作成
Textアダプタ定義を、テキスト形式のファイルとして作成します。作成したTextアダプタ定義のファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBTEXTADPパラメタに指定したディレクトリ配下に格納します。
Textアダプタ定義のファイルのファイル名の長さの上限は、32バイトです。
参照
Textアダプタ定義の設計については、“第2章 インデックスの設計”を参照してください。Textアダプタ定義の記述形式については、“付録A Textアダプタ定義の記述形式”を参照してください。
インデックス定義ファイルの作成
インデックス定義ファイルを、テキスト形式で作成します。
参照
インデックス定義ファイルの設計と記述形式については、“2.4 インデックス構造の設計”と“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。
収集文書リストファイルとマップファイルの作成
Textアダプタコマンド(rdbtais -r allコマンド)を使用して、収集文書リストファイルとマップファイルを作成します。
検索サーバをネットワーク上の別マシンに配置する場合は、収集文書リストファイルとマップファイルを検索サーバが配置されているマシンへ転送してください。
インデックスの作成
インデックス定義ファイル、収集文書リストファイルおよびマップファイルを使用して、インデックスを作成します。インデックスの作成は、インデックス管理コマンド(isuindexコマンド)を使用します。
参照
インデックス管理コマンドについては、“Accela BizSearch プログラマーズガイド”を参照してください。
なお、ここで作成するインデックスは、Accela BizSearchの検索サーバ設定ファイルを編集して、検索データベースと関連付ける必要があります。検索サーバ設定ファイルを編集したあと、Accela BizSearchの検索サーバを起動してください。
参照
検索サーバ設定ファイルの編集とAccela BizSearchの検索サーバの起動については、“Accela BizSearch アドミニストレーターズガイド”を参照してください。
注意
インデックスの初期作成が正常終了した場合、収集文書リストファイルとマップファイルは不要になります。必要に応じてファイルを削除してください。
インデックスの初期作成手順の実施中は、差分ログの取得を実行するまでの間、該当の表へのアクセスは実施しないでください。また、該当の表にアクセスしているアプリケーションが存在する場合、そのアプリケーションを停止したあと、初期インデックスの作成手順を実施してください。
インデックスの操作に関して、“Accela BizSearch アドミニストレーターズガイド”で説明しているインデックスの運用管理コマンド(issrvコマンドを除く)は使用できません。“Accela BizSearch プログラマーズガイド”で説明しているインデックス管理コマンドを使用してください。
参照
“Accela BizSearch アドミニストレーターズガイド”で説明しているインデックスの運用管理コマンドと、Textアダプタのインデックスの運用の対応関係については、“付録E Accela BizSearch 開発キットとの組合せ運用付録E Accela BizSearch 開発キットとの組合せ運用”を参照してください。
以下の図に、インデックスの初期作成の流れを示します。
図4.3 インデックスの初期作成
以下に、インデックスの初期作成の操作例を示します。
(ユーザの操作) (1) $ rdbtais -r all -c isdef01 -m /usr/TEXTADP/map1 -f /usr/TEXTADP/list1 -w /tmp (2) $ isuindex -index /usr/TEXTADP/INDEX -conf /usr/TEXTADP/indexdef1 -list /usr/TEXTADP/list1 -map /usr/TEXTADP/map1 (3)
(1)Textアダプタ定義ファイル、インデックス定義ファイルの作成および抽出定義の登録をしておきます。
(2)収集文書リストファイルおよびマップファイルを作成します。
(3)インデックスを初期作成します。