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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(Textアダプタ編)
FUJITSU Software

2.4.2 インデックス構造の例

2つの具体的な例を用いて、インデックス定義ファイルの作成例を説明します。

CHAR型の列の文書データを全文検索の対象とする場合

抽出定義の設定については、“図2.5 CHAR型の列の文書データを全文検索の対象とする場合”までの手順のとおりに設定します。

以下に、インデックス定義ファイルの説明をします。

インデックス定義ファイル
database     -      string(40)         -
schema       -      string(40)         -
table        -      string(40)         -
ROWID        -      string(49)/noCut   id  ←必須指定項目
code         -      integer(4)         -   ←「コード」列に対応するフィールド
contents  JAPANESE  string(256)        -   ←「概要」列に対応するフィールド
  • MappingDefタグのdbinfo属性に'yes'を指定するか、またはdbinfo属性を省略した場合、「database」、「schema」および「table」フィールドは必ず指定してください。

  • 「ROWID」フィールドは必ず指定する項目です。

  • 「code」フィールドは、検索の結果、データベースの行を特定するために使用します。このフィールドは、データベースの表の一意性制約(PRIMARY KEY)が付けられた「コード」列に対応しています。

  • 「contents」フィールドは、全文検索対象となっているフィールドであり、データベースの表の「概要」列に対応します。全文検索の結果、255バイトまでの文字列がアプリケーションに返却されます。

  • 列とフィールドの対応付けは、“2.6 Textアダプタ定義の設計”に記述します。

BLOB型の列の文書データを全文検索の対象とする場合(1)は、CHAR型の列の文書データを全文検索の対象とする場合と、同じ形式になります。

BLOB型の列の文書データを全文検索の対象する場合

BLOB型の列の文書データを全文検索の対象とし、その検索結果にほかの列のデータを付随する場合の例を示します。
抽出定義の設定については、“図2.7 BLOB型の列の文書データを全文検索の対象とする場合(2)”までの手順のとおりに設定します。

以下に、インデックス定義ファイルの説明をします。

インデックス定義ファイル
database     -      string(40)        -
schema       -      string(40)        -
table        -      string(40)        -
ROWID        -      string(49)/noCut  id ←必須指定項目
code         -      integer(4)        -  ←「コード」列に対応するフィールド
date         -      string(12)        -  ←「日付」列に対応するフィールド
author       -      string(40)        -  ←「著者」列に対応するフィールド
title     JAPANESE  string(40)        -  ←「書名」列に対応するフィールド
contents  JAPANESE  string(256)       -  ←「概要」列に対応するフィールド
  • MappingDefタグのdbinfo属性に'yes'を指定するか、またはdbinfo属性を省略した場合、「database」、「schema」および「table」フィールドは必ず指定してください。

  • 「ROWID」フィールドは必ず指定する項目です。

  • 「code」フィールドは、検索の結果、データベースの行を特定するために使用します。このフィールドは、データベースの表の一意性制約(PRIMARY KEY)が付けられた「コード」列に対応しています。

  • 「date」、「author」フィールドは、それぞれデータベースの表の「日付」列、「著者」列に対応します。

  • 「date」と「author」フィールドには、検索フィールド種別が指定されていないため、インデックス対象とはなりませんが、検索結果に付随する情報としてアプリケーションに返却されます。

  • 「title」フィールドは、全文検索対象となっているフィールドであり、データベースの表の「書名」列に対応します。全文検索の結果、39バイトまでの文字列がアプリケーションに返却されます。

  • 「contents」フィールドは、全文検索対象となっているフィールドであり、データベースの表の「概要」列に対応します。全文検索の結果、255バイトまでの文字列がアプリケーションに返却されます。

  • 列とフィールドの対応付けは、“2.6 Textアダプタ定義の設計”に記述します。