RERUNログを取得する際に使用する以下の資源について、見積り方法を説明します。
DBミラーリングシステムを運用する場合のSymfoware/RDBのAIログ量の見積りを説明します。
DBミラーリングシステムを運用すると、データベース二重化がSymfoware/RDBのAIログデータに二重化するための情報を付加します。このため、DBミラーリングシステムを運用する場合には、Symfoware/RDBのテンポラリログファイルやアーカイブログファイルの見積りに、データベース二重化が付加するログ量を考慮する必要があります。
Symfoware/RDBのテンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの見積もりを行う際は、トランザクション単位のAIログ量の見積もり式における表更新のAIログ量に、以下の追加ログ量を加えてください。
ポイント
AIログ量は、副系ノードでも同様に考慮する必要があります。
参照
Symfoware/RDBのテンポラリログファイルとアーカイブログファイルの見積り、および、表更新のAIログ量の見積りについては、“セットアップガイド”を参照してください。
追加ログ量 = 基本情報部(16バイト) + 列情報基本部(4バイト) + 列情報部(6バイト) × 一意キー構成列数 + 一意キー長 + 暗号化情報部(16バイト)(注)
注) 格納データを暗号化する場合に加算します。
追加ログ量 = 基本情報部(16バイト) + 暗号化情報部(16バイト)(注)
注) 格納データを暗号化する場合に加算します。
追加ログ量 = 基本情報部(16バイト) + 列情報基本部(4バイト) + 列情報部(6バイト) × 一意キー構成列数 + 一意キー長 + 更新列情報基本部(4バイト) + 更新列情報(4バイト) × SQL更新列数 + 暗号化情報部(16バイト)(注)
注) 格納データを暗号化する場合に加算します。
RERUNログバッファ枚数は、特に見積りを行う必要はありません。
通常、RERUNログバッファ枚数は、BC構成パラメタファイルのRLC_BUFFパラメタの省略値である128枚で運用を行います。運用テストなど最大負荷状態(ログ量が最も多い状態など)でrdbsarコマンドのuオプションで表示内容を確認し、AlarmやDryUpがカウントされた場合に、RERUNログバッファ枚数をチューニングしてください。
ポイント
RERUNログバッファの性能情報は、rdbsarコマンドで確認することができます。
RERUNログバッファの1枚のサイズは、以下の式で求めます。
RERUNログバッファサイズ = テンポラリログファイルのブロック長(注) × 4
注) テンポラリログファイルのブロック長は、rdblogコマンドのioオプションで指定します。
RERUNログバッファ枚数は、BC構成パラメタファイルのRLC_BUFFパラメタに指定します。
参照
rdbsarコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。
rdblogコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
RERUNログバッファ枚数のチューニングの詳細については“9.5.1.1 RERUNログ取得の性能情報”を参照してください。
BC構成パラメタファイルの詳細は、“5.2.8.3 BC構成パラメタファイルの編集”を参照してください。