正系ノードでは、RERUNログ取得の性能情報を取得して、利用者業務のデータベース性能をチューニングします。
ポイント
RERUNログ取得の性能情報は利用者業務の運用中に取得可能です。
RERUNログ取得の性能情報は、rdbsarコマンド、またはパフォーマンスモニタで取得します。
rdbsarコマンドの表示例を以下に示します。
> rdbsar -u RDBII rdbsar DATE:2011/01/04 TIME:13/41/22 Time BufSize BufNum UseNum([%]) Alarm DryUp 13:41:22 2048 128 19( 14) 0 0 RLPName Write IoNum rlp001 9341 2464
パフォーマンスモニタの表示例を以下に示します。
> rdbpmreport -t 15:00 -c rerunlog Symfoware Server Performance Monitor / Performance Report Period of analysis: 2011/01/04 15:00:00 - 2011/01/04 15:53:24 Time 2011/01/04 15:50:08 Time 2011/01/04 15:50:38 Time 2011/01/04 15:51:08 Time 2011/01/04 15:52:08 < rerunlog > GroupName BufSize BufNum UseNum([%]) Alarm DryUp system 2048 128 0( 0) 0 0 RLPName Write IoNum rlp001 633 102 Time 2011/01/04 15:52:38 < rerunlog > GroupName BufSize BufNum UseNum([%]) Alarm DryUp system 2048 128 0( 0) 0 0 RLPName Write IoNum rlp001 1136 239
性能情報を取得した結果、各コマンドの表示例にあるAlarm(危険率に到達した回数)またはDryUp(バッファ枯渇回数)がカウントされている場合は、AIログバッファの空き待ちが多く発生し、利用者業務の処理時間が長くなる可能性があります。
この場合、メモリ量を考慮のうえで、RERUNログバッファの枚数を増やすことを検討してください。
ただし、RLPのファイル資源のディスク配置によるI/Oネックの影響により、バッファ枯渇が発生している場合は、I/Oネックの問題を解消してください。
参照
RLPのファイル資源のディスク配置については “B.1 ディスク配置”を参照してください。
rdbsarコマンドについては“コマンドリファレンス”を参照してください。
パフォーマンスモニタについては“RDB運用ガイド”を参照してください。
rdbpmreportコマンドについては“コマンドリファレンス”を参照してください。