DBミラーリングサービスの運用中にGCMが停止した場合は、以下の警告メッセージを出力します。
23103: GCMとの接続が切断されました 切断原因=‘切断原因’
この状態で運用を継続して、OSのダウン、モニタデーモンのダウン、ノード間の通信環境の異常が発生した場合に、自動ノード切替えによる運用継続が行えません。このため、GCMを再起動してください。
GCMが停止している状態で、DBミラーリングシステムに異常が発生した場合のリカバリ対処について説明します。
正系ノードのモニタデーモンのダウン
正系ノードのリカバリ操作後、GCMを再起動してください。
参照
正系ノードのリカバリ操作については“11.7.1 モニタデーモンのダウン”を参照してください。
副系ノードのモニタデーモンのダウン
正系ノードがログデータ転送休止状態になり、データベースの更新が待ち状態になっています。
以下の操作を行い、正系ノードを使用した業務を再開してください。
正系ノードでdxaccumコマンドを実行します。
> dxaccum
GCMを再起動します。
参照
副系ノードのリカバリ操作については“11.8.2 モニタデーモンのダウン”を参照してください。
ノード間の通信環境の異常
正系ノードがログデータ転送休止状態になり、データベースの更新が待ち状態になっています。以下の操作を行ってください。
正系ノードでdxaccumコマンドを実行して、ログデータ蓄積を開始します。
> dxaccum
副系ノードでdxsvstopコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスをリカバリ停止します。
> dxsvstop -r
通信環境の異常に対するリカバリ操作を行います。
副系ノードでdxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
> dxsvstart -r
GCMを再起動します。
参照
GCMを再起動するまでの操作については、“11.7.2 ノード間の通信環境の異常”を参照してください。