RERUNログの抽出時、複数のRLCファイルにまたがって格納されているトランザクションのRERUNログは、RERUNログ引継ぎファイルに一時的に格納されます。
RERUNログ引継ぎファイルが満杯となると、RERUNログ抽出が続行不可でRLP閉塞となり、DBミラーリングシステムの運用は停止します。
このため、RERUNログ引継ぎファイルの使用状況を取得し、必要に応じて容量の見直しを行うことで、DBミラーリングシステムの停止を事前に防止します。
RERUNログ引継ぎファイルの使用状況を取得する場合には、DBミラーリングサービスをリカバリ停止してから行ってください。手順は副系ノードでの性能情報の取得と同じです。
副系ノードの操作
DBミラーリングサービスをリカバリ停止します。
> dxsvstop -r
RERUNログ引継ぎファイルの状態は、rdbbccntfコマンドで表示します。
> rdbbccntf -V -p rlp001 RDBII rdbbccntf DATE:2011/01/04 TIME:11/32/52 RLPName : rlp001 Path : D:\home\bkup\bkup1\rdb7\env\contdir_ref\rlp001.cnf Status : avail AllocateSize : 10124K LogareaSize : 5056K UsedSize : 0K Serial : 1
RERUNログ引継ぎファイルの状態表示の結果、“RERUNログ引継ぎファイル内に保持している未解決トランザクションのRERUNログ容量(UsedSize)”の値が、“RERUNログ引継ぎファイル内の未解決トランザクションのRERUNログを格納する領域の容量(LogareaSize)”の値に近い場合には、容量の見直しを行ってください。
参照
RERUNログ引継ぎファイルの見積り方法については “A.3.6.1 RERUNログ引継ぎファイルの見積り”を参照してください。
副系ノードでの性能情報の取得の手順については“9.5.2 副系ノードでの性能情報の取得”を参照してください。