データベース二重化機能のファイル構成図を以下に示します。
データベース二重化で使用するファイルについて、以下に説明します。
システム単位で使用するファイルについて、以下の表に示します。
ファイル | 個数 | ファイルの配置先 | ファイルの種別 |
---|---|---|---|
DBミラーリング動作環境ファイル | 1 | “Symfoware Serverのインストールディレクトリ\DX\ETC”のディレクトリ配下 | NTFSファイル |
モニタ管理ファイル | (注) | 任意のディレクトリ | NTFSファイル |
BC構成パラメタファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル |
BCログ管理ファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル |
作業域 | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル |
注) モニタ管理ファイルの個数=4 + (7 × ロググループ数)
参照
マスタ暗号化キーファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
DCUは、主系RLPおよび従系RLPの2つのRLPで構成され、それぞれのRLPは、複写元RLPおよび複写先RLPで構成されています。
複写元RLPおよび複写先RLPで使用するファイルについて、以下の表に示します。
ファイル | 個数 | ファイルの配置先 | ファイルの種別 | 複写元RLP | 複写先RLP |
---|---|---|---|---|---|
RLP動作環境ファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | ○ | ○ |
BC管理DB | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | ○ | ○ |
RLP定義ファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | ○ | ○ |
RLM(注2) | 2 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | ○ | ○ |
RLCファイル(注2)(注3) | 3以上64以下 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | ○ | ○ |
RERUNログ抽出ファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | - | ○ |
RERUNログ抽出作業域 | 複数 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | - | ○ |
RERUNログ引継ぎファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | - | ○ |
資源識別子抽出ファイル | 1 | 任意のディレクトリ | NTFSファイル | ○ | ○ |
○:必要
-:不要
注1)BC管理DBは、RLP管理オブジェクトとRLP管理スキーマから構成されています。
RLP管理オブジェクトは、Symfoware/RDBの表およびインデックスです。
このため、他のSymfoware/RDBの表およびインデックスと同様に、RLP管理オブジェクトの格納先としてNTFSファイルに作成したデータベーススペースが必要です。
なお、RLP管理オブジェクトを格納するNTFSファイルは、RLP単位に必要です。
BC管理DBの詳細については、“付録J BC管理DBの運用”を参照してください。
注2)RLMとRLCファイルは、危険分散および負荷分散の観点からデータベース資源とは異なるディスク上に作成することを推奨します。また、同じディスク上に作成した場合は、互いの資源に対するI/O性能に影響を及ぼし、最大性能を発揮できません。
Symfoware/RDBのデータベース資源については“セットアップガイド”を参照してください。
注3) 格納データの暗号化を利用する場合、暗号化されます。
注意
データベース二重化では、ネットワークファイル(LANディスクなど)は未サポートです。
データベース二重化で使用するファイルを作成するフォルダのプロパティとして[全般タブ]属性の[詳細設定]である、“圧縮属性または暗号化属性”を設定しないでください。
ポイント
格納データの暗号化を利用する場合、マスタ暗号化キーファイルはノードごとに異なるファイル名にしてください。
参照
DCUについては、“付録F DCUについて”を参照してください。
ファイルの配置については、“B.1 ディスク配置”を参照してください。