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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

3.4 プロセス構成

DBミラーリングシステムのプロセス構成と役割について説明します。

以下に、各プロセスの関係を示します。

図3.3 DBミラーリングシステムのプロセス関係図

各プロセスの配置場所と役割について示します。

表3.3 DBミラーリングシステムのプロセス

プロセス名

配置場所

役割

モニタデーモン

データベースサーバ

データベースの二重化の制御とシステムの状態監視を行うプロセスです。両ノードのモニタデーモン間を連携して運用を制御します。
また、異常を検知した場合のノード切替えを行います。モニタデーモンは以下のプロセスで構成されます。

  • モニタデーモン
    DBミラーリングシステムの運用制御を行うメインプロセスです。

  • DBミラーリングサービススクリプト
    DBミラーリングシステムのデータベースの二重化を行うプロセスです。

コントローラ

データベースサーバ

データベースエンジン内で二重化の実処理を行うプロセスです。両ノードのコントローラが連携してデータベースの二重化を実施しています。運用はモニタデーモンによって制御されます。

監視プロセス

(Connection Manager)

データベースサーバ

監視プロセスは、Connection Managerのプロセスです。アプリケーションサーバとデータベースサーバの相互ダウン監視を行います。
監視プロセスの詳細は、“Connection Manager ユーザーズガイド”を参照してください。

APCプロセス

(Connection Manager)

アプリケーションサーバ

APCプロセスは、Connection Managerのプロセスです。APCプロセスは、アプリケーションからの要求を受け付け、データベースサーバ上のSymfoware Serverへ処理を依頼します。
また、Mirroring Controllerを使用して、ノード間のLANの異常監視を設定した場合に、APCプロセスがLANの管理を行います。この管理を行うAPCプロセスをGCM(Grand Connection Manager)と呼びます。
APCプロセスの詳細は、“Connection Manager ユーザーズガイド”を参照してください。

Symfoware/RDB

データベースサーバ

リレーショナルデータベースを処理するSymfoware Serverの機能です。
Symfoware Serverのプロセス構成の詳細は、“解説書”を参照してください。