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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.7

5.2.2 カーネルデバッガに置かれた時間が長すぎる場合

カーネルデバッガでブレークポイントを仕掛け、 OSカーネルの動作を一時的に停止した場合、CFのハートビートが停止します。以下の図では、ノードCがカーネルデバッガに置かれた時間が長すぎるため、停止ノードのように見えます。 ノードAとBはノードCの状態をLEFTCLUSTERと判断しました。

図5.3 カーネルデバッガに置かれた時間が長すぎるノードC

この状況から回復するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. ノードを停止し、再起動します。

  2. ノードCがクラスタの参入に失敗し、停止および再起動後にLEFTCLUSTER状態が継続している場合は、ノードAまたはノードBでCluster Adminを起動します。
    GUIのCF部分でプルダウンメニューの [ツール] - [ノードにDOWNマークを付ける] を選択して、ノードCにDOWNマークを付けます。

  3. ノードがクラスタに参入したことを確認します。