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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.7

第5章 LEFTCLUSTER状態

本章では、LEFTCLUSTER状態の説明と回復方法について説明します。

LEFTCLUSTER状態となった場合は、クラスタシステムを構成する他のノードのコンソールにメッセージが出力されます。CFの稼動中にcftool -nコマンドを実行することで、この状態を確認することができます。この問題は以下の状況で発生する可能性があります。

注意

ノードを停止するときは、shutdownコマンドまたはinitコマンドを使用してください。もし、reboot -fコマンドを使用するとLEFTCLUSTER状態となってしまいます。

shutdownコマンドまたはinitコマンドは、ノード上のCFを正しく停止するためのCFの停止スクリプトを実行しますが、一方reboot -f、halt -f、poweroff -fコマンドでは、CFの停止スクリプトは実行されず、CFが稼動したままノードが停止します。このため、このノードは他のノードからLEFTCLUSTER状態とみなされます。

シャットダウン機構 ( SF )がすべてのクラスタノード上で正常に動作している場合は、SFがLEFTCLUSTER状態を自動的に解決します。設定されたSFが稼動していない場合、または、SFによる状態のクリアが失敗した場合は、手動でLEFTCLUSTER状態から回復する必要があります。このセクションでは、LEFTCLUSTER状態、およびこの状態を手動で回復する方法について説明します。