コネクションプーリングとは、データベースに接続する場合に、要求されるたびにコネクションを作成するのではなく、コネクションをプール(保持)して再利用する機能です。
このため、コネクションプーリングを使用することにより、同一ユーザのアプリケーションからデータベースへ接続する回数が軽減し、データベースへのコネクションを確立するアプリケーションの負荷も軽減されます。
コネクションプーリングを使用する場合、以下の2種類の方式から選択できます。
Interstage Application Serverと連携する場合には、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行ってください。
Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行うことにより、Interstage Application Serverが提供している機能が利用可能となります。
参照
詳細については、Interstage Application Serverのマニュアルを確認してください。
コネクションプーリングについて、以下に分類して説明します。
JDBCドライバの動作
データソースとプロセスの関係
JDBCドライバのコネクションプーリング時の動作について、以下に説明します。
初回接続時は、 コネクションプーリングを使用しない場合と同じように、データベースへ接続します。次回の接続要求をした場合でも、プールしているコネクションがすべて使用中の場合には、新規にデータベースへ接続します。
また、最大コネクション数で設定された値以上のコネクション要求が発生した場合、JDBCドライバがエラーを返却します。
複数のプロセスから同一データソースを使用する場合、データソースに登録したコネクション数(最大コネクション数、最大プールコネクション数)はJavaのプロセスごとに対応します。
データソース登録の詳細については、“5.2.3 JDBCデータソース登録ツール”を参照してください。
以下の例では、データソースに最大コネクション数を16、最大プールコネクション数を5として登録しています。この時、Javaアプリケーション1、Javaアプリケーション2それぞれ16まで接続が可能で、コネクションをそれぞれ5つプーリングします。