XML検索式とは、「ある条件を満たすXMLデータ」という意味を表現した記述です。
XML検索式の定義を以下に示します。
XML検索式::= パス式 パス式 ::= パス
XML検索式は、XMLデータ自身を指すパス式として指定します。パス式とは、記述形式はパスそのものであり、パスで示すノードが存在する場合に真となる式のことです。
XML検索式に要素や属性を示すパス式やパス式以外の式を指定することはできません。
パスの詳細は“6.3 パス”を、パス式の詳細は“6.5.1 パス式”を参照してください。
XMLデータ自身を表すパスは“/”で表せることと、パス式はパスが示すノードに対してさらに絞込み条件を指定するためのフィルタを付加する必要があることから、XML検索式は次の形式で指定します。
フィルタの詳細は“6.4 フィルタ”を、式の詳細は“6.5 式”を参照してください。
/[ 式 ]
上記の記述は、「式で指定した条件を満たすXMLデータが存在する」場合に真となるパス式です。
CONTAINS関数は、XML検索式として指定したパス式が真となるデータが格納されている行に対して1を、偽となる行に対して0を返します。
このため、どのようなXML検索式を指定しても、画像データや音声データなどのXMLデータ以外のデータが格納されている行についてはCONTAINS関数の値は0となります。