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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
FUJITSU Software

6.1 基本的な考え方

ここでは、XML検索式を使用する上で必要となる基本的な考え方について説明します。

ノード

XML検索式では、XMLデータに記述された情報が、要素や属性をノードとする木構造をもっていると考えます。この木の特定の位置の情報に対して条件を指定します。

XML検索式では、XMLデータが次に示す3種類のノードの木として構成していると考えます。

XML検索式では、XMLデータ中のDTD内の記述、コメントおよびPIに対する絞り込み条件を指定することはできません。

XMLデータノード以外のノードは、名前と値をもちます。ノードを特定するには名前を利用します。また、値に対する比較条件を指定することで、取り出し対象の情報を絞り込むことができます。

ノードのもつ名前、値および子ノードについて次に示します。

ノード種別

名前

子ノード

XMLデータ

ルート要素を指す要素ノード

要素

要素名

要素の内容(開始タグの直後から終了タグの直前)に記述するPCDATA

属性を指す属性ノード
要素の内容(開始タグの直後から終了タグの直前)に記述する要素を指す要素ノード

属性

属性名

属性値

なし

パス

XML検索式では、取り出す対象となるノードや、絞り込み条件を指定する対象となるノードを指定するための記述をパスと呼びます。

パスの記述形式は、あるノードを特定する記述と、その配下のノードを特定する記述をパス演算子(主に“/”)で連結します。

あるノードを特定するには、ノード名を使用し、以下のようにパスを指定します。

/A/B/C