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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
FUJITSU Software

6.4 フィルタ

パスで指定したノードの集合に対して、パス要素にフィルタブロック“[ ]”で示す条件を指定することで、ノード集合を絞り込むことができます。フィルタによる条件指定の効果は、SQLのWHERE句による効果に相当します。

フィルタの定義を以下に示します。

フィルタ::=  '[' 式 ']'

フィルタが修飾するノードの集合のうち、フィルタ内の式が真となるノードだけが、パスで示すノードの集合の候補となります。

また、フィルタブロック中のカレントノードは、フィルタブロックを付加したノード自身を指します。

たとえば、以下のパスでは、フィルタブロック中に記述した“A”というパスは、XMLデータノードをカレントノードとする相対パスであり、「値が100以上である“要素”をルート要素としてもつXMLデータ」を表します。

/[A > 100]

以下のパスは、「“属性B”の値が“abc”である“要素A”配下の“要素C”」を表します。

/A[@B = " abc" ]/C