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Symfoware Server V12.7.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.24 状態遷移時にRDBシステム間の通信エラーが発生した場合の動作変更

変更内容

ロードシェア環境のクラスタアプリケーション起動(切替えを含む)において、起動状態のSatelliteシステムとの通信エラーが発生した場合の動作を変更します。

(P番号PH00925により修正されており、これを含む緊急修正を適用している場合、V11.1.1以降の動作となります。)

非互換

V11.1.0以前

クラスタアプリケーション起動時(切替えを含む)にロードシェアを構成するSatelliteシステムと通信エラーが発生した場合、対象のSatelliteシステムが起動状態であったとしても停止状態と認識してクラスタアプリケーションの起動が完了します。

そのため、ロードシェアを構成する一部のRDBシステム間で正しく通信できない状態となり、そのまま運用を継続するとSymfoware/RDBがダウン、または、アプリケーションやRDBコマンドがエラーとなる場合がありました。

V11.1.1以降

クラスタアプリケーション起動時(切替えを含む)にロードシェアを構成するSatelliteシステムと通信エラーが発生した場合、下記メッセージを出力し、対象のSatelliteシステムが起動状態であれば、正常に通信できる状態となるまでクラスタアプリケーションの起動が完了しません。

qdg14351w : Satelliteシステム's*'と通信エラーが発生したため、参入処理を再実行します.

対処方法

出力されたメッセージに従い、通信エラーの状態を解消してください。