ページの先頭行へ戻る
Linkexpress Replication optionV5.0L24 システム設計ガイド
FUJITSU Software

3.2.2 セキュアな環境での適用方法について

ここでは、セキュアな環境でのレプリケーションシステムの構築方法について、説明します。

レプリケーション管理者について

レプリケーションシステムの構築や運用は、データベース管理者がレプリケーション管理者として行ってください。レプリケーション管理者用のユーザIDについては、“3.3 ユーザIDの準備”を参照してください。

レプリケーションシステムの配置について

Linkexpess Replication optionは、インターネットへのサービスを提供する用途には適用できません。インターネットに接続しないセキュリティにより外部から保護された環境(イントラネット内)で使用してください。

ログインユーザIDの監視

セキュアな環境におけるレプリケーションシステムでは、ログインしたユーザIDの実行履歴などを監視することを推奨します。

また、レプリケーション管理者用のユーザID以外に不要なユーザIDを作成しないことを推奨します。

インストール環境の実行権について

セキュアな環境におけるレプリケーションシステムでは、インストール先のディレクトリやロードモジュールなどの権限を、レプリケーション管理者用のユーザIDだけが参照、更新および実行可能なように変更することを推奨します。

ファイル送信/ファイル受信について

セキュアな環境におけるレプリケーションシステムでは、抽出した抽出データ格納ファイルを、暗号化ソフトによって暗号化し、受信ファイルを復号化した後、複写先データベースに格納を行うことを推奨します。

なお、ファイルの権限については、以下のように設定することを推奨します。