Linkexpress Replication optionでは、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresを複写元データベースとする場合、データベースの更新によって取得された差分ログを、Linkexpress Replication optionのセットアップで作成したSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresの表に一時的に蓄積します。その表から、常駐しているレプリケーションのプロセスが、定期的に差分ログを差分ログファイルに収集します。
これらの複写元システムにおける一連の機能をレプリケーションサービスと呼びます。
レプリケーションサービスは、複写元システムでLinkexpress Replication optionのコマンドによって開始/停止します。
レプリケーションサービスの単位に以下が存在します。
動作環境ファイル
上記を含むレプリケーションのファイル資源
レプリケーションプロセス
IPC資源(共有メモリ・セマフォ)
参考
複写元システムのSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresの1つのデータベースクラスタに対して、1つのレプリケーションサービスでレプリケーション運用を行うことが可能です。ただし、1つのデータベースクラスタに対して、目的が異なる複数の分散システムを構築する場合は、レプリケーションサービスを目的ごとに複数構築することも可能です。
参照
レプリケーションサービスの開始および停止については、“導入運用ガイド”を参照してください。
レプリケーションのファイル資源については、“1.3 ファイル構成について”を参照してください。
注意
レプリケーション業務とレプリケーションサービスは異なります。レプリケーション業務は、レプリケーション運用を行う表や表のグループ単位に存在します。