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ServerView Resource Orchestrator V3 QA集
FUJITSU Software

6.136 Q1553

Q1553:L-Platformスナップショット採取を実施したに、処理が完了するまでに15分以上掛かる場合があります。VMware側では正常終了しますが、RORではタイムアウトエラーになります。このため、RORのスナップショット採取のタイムアウト時間を変更する方法を教えてください。

A1553:

【V3.1.1以降】

以下の手順でスナップショットのタイムアウト時間を変更できます。

  1. 処理の完了待合せ時間を決定します。

    VMware上でのスナップショット操作の処理時間は、運用環境での最大値を想定し、それよりも大きい値にしてください。単位は秒とし、86400秒(24時間)以内の時間にしてください。

  2. OSの管理者でマネージャーへログインします。

  3. マネージャーが起動している場合は、以下のコマンドを実行してマネージャーを停止します。

    Windows【Windowsマネージャー】
    > インストールフォルダ\SVROR\Manager\bin\rcxmgrctl stop <RETURN>
    Linux【Linuxマネージャー】
    # /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrctl stop <RETURN>
  4. 完了待合せ時間設定ファイルを編集します。

    注意

    必要に応じて、編集前のファイルを復元できるように設定ファイルのバックアップを取得してください。

    設定ファイルの格納先
    Windows【Windowsマネージャー】
    インストールフォルダ\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVrcxmr\vm\vm.config
    Linux【Linuxマネージャー】
    /etc/opt/FJSVrcvmr/vm/vm.config
    設定ファイルの編集項目
    rcxvm.vmware.snapshot.timeout

    上記の記述の"="よりも右側の値を、手順1.で決定した値(単位: 秒)に変更してください。

    完了待ち合わせ時間を1800(30)に設定する場合

    変更前

    rcxvm.vmware.snapshot.timeout = 900

    変更後

    rcxvm.vmware.snapshot.timeout = 1800
  5. 手順3.でマネージャーを停止した場合は、以下のコマンドを実行してマネージャーを起動します。

    Windows【Windowsマネージャー】
    > インストールフォルダ\SVROR\Manager\bin\rcxmgrctl start <RETURN>
    Linux【Linuxマネージャー】
    # /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrctl start <RETURN>
  6. 必要に応じて、マネージャーからログアウトします。