Q1553:L-Platformのスナップショット採取を実施した際に、処理が完了するまでに15分以上掛かる場合があります。VMware側では正常終了しますが、ROR側ではタイムアウトエラーになります。このため、RORのスナップショット採取のタイムアウト時間を変更する方法を教えてください。
A1553:
以下の手順でスナップショットのタイムアウト時間を変更できます。
処理の完了待合せ時間を決定します。
VMware上でのスナップショット操作の処理時間は、運用環境での最大値を想定し、それよりも大きい値にしてください。単位は秒とし、86400秒(24時間)以内の時間にしてください。
OSの管理者でマネージャーへログインします。
マネージャーが起動している場合は、以下のコマンドを実行してマネージャーを停止します。
> インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrctl stop <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrctl stop <RETURN>
完了待合せ時間設定ファイルを編集します。
注意
必要に応じて、編集前のファイルを復元できるように設定ファイルのバックアップを取得してください。
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVrcxmr\vm\vm.config
/etc/opt/FJSVrcvmr/vm/vm.config
rcxvm.vmware.snapshot.timeout
上記の記述の"="よりも右側の値を、手順1.で決定した値(単位: 秒)に変更してください。
例
完了待ち合わせ時間を1800秒(30分)に設定する場合
変更前
rcxvm.vmware.snapshot.timeout = 900
変更後
rcxvm.vmware.snapshot.timeout = 1800
手順3.でマネージャーを停止した場合は、以下のコマンドを実行してマネージャーを起動します。
> インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrctl start <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrctl start <RETURN>
必要に応じて、マネージャーからログアウトします。