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ServerView Resource Orchestrator V3 QA集
FUJITSU Software

6.135 Q1552

Q1552:RORで配備されるL-Serverの仮想NICを、VMwareのデフォルト値(=e1000)ではなく別の種別する場合の設定方法を教えてください

A1552:

下記の定義を実施することで、仮想NICのアダプター種別をL-ServerのOS種別ごとに設定できます。本定義後にRORマネージャーの再起動は不要です。

以下のようにネットワークアダプター定義ファイルを編集してください。

緊急修正の適用
【V3.1.2以降】

緊急修正の適用は必要ありません。

【V3.1.1】

以下の緊急修正の適用が必要です。

Windows【Windowsマネージャー】

T007676WP-01以降

Linux【Linuxマネージャー】

T007664LP-01以降

サポート対象の仮想化ソフトウェア
定義ファイルの格納先
Windows【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
Linux【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイル名
networkadapter.rcxprop
改行コード
Windows【Windowsマネージャー】
CR+LF
Linux【Linuxマネージャー】
LF
定義ファイルの書式

定義ファイルでは、1行ごとに以下の書式で記述します。

OS種別 = NIC種別
OS種別

参照

OS種別には、VMware社のWebサイトに記載されている"NAME"カラムの値を設定してください。

URL: 
http://www.vmware.com/support/developer/vc-sdk/visdk41pubs/ApiReference/vim.vm.GuestOsDescriptor.GuestOsIdentifier.html

Windows Server 2012については、以下のURLを参照してください。なお、"Windows 8 Server"と表記されています。

URL: 
http://pubs.vmware.com/vsphere-51/topic/com.vmware.wssdk.apiref.doc/vim.vm.GuestOsDescriptor.GuestOsIdentifier.html
NIC種別

vSphere Clientの選択肢

対応する定義ファイルの設定値

Flexible

VirtualPCNet32

E1000

VirtualE1000

VMXNET

VirtualVmxnet

VMXNET2(Enhanced)

VirtualVmxnet2

VMXNET3

VirtualVmxnet3

参照

VMware社がサポートしているNIC種別の詳細は、以下のVMware社のWebサイトを参照してください。

URL: 
http://kb.vmware.com/selfservice/search.do?cmd=displayKC&docType=kc&docTypeID=DT_KB_1_1&externalId=1036627

注意

  • vSphere 5.0からサポートされている最新のNIC種別(E1000e)は設定できません。

  • 定義ファイルが存在しない場合、またはL-ServerのOS種別が定義ファイルに存在しない場合は、従来どおり、L-Serverの仮想NICにはVMwareのデフォルトのNIC種別が設定されます。

  • 同名のOS種別を2行以上記載した場合、最下行の設定が有効になります。イコール("=")の前後に含まれるスペースおよび半角空白、タブは無視されます。全角空白は、データとして認識されるため記述しないでください。

  • #で始まる行はコメントとして扱います。ファイルの文字コードはUTF-8としてください。

  • Windowsのメモ帳を使用してUTF-8のテキストを編集し保存すると、ファイルの先頭3バイトにByte Order Mark(BOM)が格納され、ファイルの1行目に記載した情報が正しく解析されません。メモ帳を使用する場合、2行目から情報を記述してください。

  • 管理サーバのバックアップ/リストア時には、本定義ファイルの退避・復元が必要です。

  • Windows Server 2008 R2のOS種別にVMXNET3のNIC種別を設定する場合()

    ### Please do not delete this comment.
    windows7Server64Guest=VirtualVmxnet3
  • Windows Server 2012のOS種別にVMXNET3のNIC種別を設定する場合()

    ### Please do not delete this comment.
    windows8Server64Guest=VirtualVmxnet3

注)ファイルの1行目に定義を記述すると、先頭にBOMが書き込まれてエラーが発生する場合があります。このため、1行目に記載されているコメントは削除せず、2行目以降に定義を記述してください。