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PRIMECLUSTER HA Server 4.7A00 インストールガイド

2.1.5 メモリ容量

本ソフトウェアを以下の運用で動作させるときに使用するメモリ容量を示します。

項番

メモリ所要量(単位:Mバイト)

運用内容

1

392.1

以下の構成でクラスタシステムを運用する場合。

  • クラスタシステムへ登録するクラスタアプリケーションは1つ
    (注) クラスタアプリケーションが1つ増すごとに11.5Mバイト必要です。

  • Web-Based Admin Viewの運用形態は2層モデル

  • GDS共用クラス運用

  • GLS引継ぎIPアドレスサービス登録

上述のユーザメモリに加え、1CPUあたり2.0Mバイトのカーネルメモリがvmallocにより獲得されます。

2

38.0

GFS共用ファイルシステムのセットアップ後。

3

145.0

1つのGFS共用ファイルシステムを起動している場合。
(複数のファイルシステムを起動する場合、ファイルシステムの数×145.0Mバイト必要です。)
145.0Mバイトのうち2.0Mバイトは、vmallocによって仮想メモリ領域に割り当てられます。
なお、ファイルシステムのキャッシュチューニングやファイルシステムの負荷により、メモリ使用量は変動するので、大きめに見積りをしてください。

4

200.0

以下のリソースが登録されているクラスタアプリケーションおよびGDS運用管理ビューを起動している場合

  • GDSのネットミラーボリュームを含む共用クラス

  • GDSのネットミラーボリューム上のファイルシステム

5

リソースで必要なメモリ容量

クラスタアプリケーションに登録するリソースに応じて使用するメモリ容量を見積ります。
詳細は「2.1.5.1 リソースで必要なメモリ容量」を参照してください。

2.1.5.1 リソースで必要なメモリ容量

2.1.5.1.1 Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)を使用する場合

項番

リソース

メモリ所要量

1

Cmdlineリソース

23 Mバイト × ((リソース数 + 1) / 2 (※))

2

Fsystemリソース

24 Mバイト × (リソース数 / 5 (※))

3

RemoteFileSystemsリソース

24 Mバイト × (リソース数 / 3 (※))

4

Gdsリソース

45 Mバイト + (12 Mバイト × リソース数)

5

Glsリソース

40 Mバイト + (10 Mバイト × リソース数)

6

引継ぎネットワークリソース

25 Mバイト × (リソース数 / 10 (※))

7

プロシジャリソース

40 Mバイト × リソース数

8

NFSリソース

23 Mバイト × (リソース数 / 10 (※))

※ 小数点以下切り上げ

2.1.5.1.2 Red Hat Enterprise Linux 9 (for Intel64)を使用する場合

項番

リソース

メモリ所要量

1

Cmdlineリソース

30 Mバイト × ((リソース数 + 1) / 2 (※))

2

Fsystemリソース

30 Mバイト × (リソース数 / 5 (※))

3

RemoteFileSystemsリソース

30 Mバイト × (リソース数 / 3 (※))

4

Gdsリソース

49 Mバイト + (12 Mバイト × リソース数)

5

Glsリソース

40 Mバイト + (10 Mバイト × リソース数)

6

引継ぎネットワークリソース

31 Mバイト × (リソース数 / 10 (※))

7

プロシジャリソース

40 Mバイト × リソース数

8

NFSリソース

30 Mバイト × (リソース数 / 10 (※))

※ 小数点以下切り上げ