本ファイルは、CSV形式のファイルです。しきい値監視する項目ごとに1行ずつ定義します。
カラム | 説明 | |
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1 | しきい値監視ID。1行ごとにユニークなIDをつけてください。 注意 【インストールレス型Agent管理機能によりサーバを監視している場合】 Manager/Proxy Manager上で、インストールレス型Agent管理機能によりサーバを監視している場合は、「しきい値監視ID」の後ろに「|<ホスト名>」を追加し、<ホスト名>にしきい値監視したいホスト名を設定してください。 <しきい値監視ID>|<ホスト名>
例) また、ホスト名にはワイルドカードが使用できます。 ホスト名の記載有無が混在している場合、すべての定義が有効となります。 例) AlertID2 上記の場合、「hostnameA」に対する「AlertID1」と監視しているすべてのサーバに対する「AlertID2」がしきい値監視の対象となります。 【インストールレス型Agent管理機能によりサーバを監視していない場合】 Manager/Proxy Manager上で、インストールレス型Agent管理機能によりサーバを監視していない場合は、「しきい値監視ID」のみ設定することで、Manager/Proxy Manager自身のみが監視対象になります。 | |
2 | 監視する項目の「レコード名」。レコード名の値は、「■監視項目のレコード名とフィールド名対応」を参照してください。 | |
3 | 監視する項目の「フィールド名」+「レコード名」を指定します。 例)レコード名 1052、フィールド名 usrprocを監視する場合は、"usrproc1052" を指定します。 フィールド名およびレコード名の値は、「■監視項目のレコード名とフィールド名対応」を参照してください。 | |
4 | 監視するリソースのリソースIDを定義します。 リソースIDは、コンソールの詳細表示で、対象ノードのコンテンツを表示することで、"リソースID" カラムから調べることができます。 また、リソースIDにはワイルドカードが使用できます。 例)リソースIDが"aaabbbccc"の場合、"aaabbbccc", "aaa*", "aa?bb?cc?", "???bbb???", "[abc]aa[abc]bb[abc]cc"などの指定が合致します。 | |
5 | 通知する監視項目の名前を定義します。 | |
6 | しきい値監視を行う時間帯の開始時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。24時間監視する場合は、開始時刻には"00:00:00"を指定してください。 | |
7 | しきい値監視を行う時間帯の終了時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。24時間監視する場合は、終了時刻には"00:00:00"を指定してください。 | |
8 | 基準のサンプリング回数のうち、何回しきい値超えが発生した場合にアラーム通知するかという、しきい値超え発生回数(N)を定義します。 | しきい値超え発生回数(N)とサンプリング回数(M)は、以下の2つの式を満たすように定義してください。
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9 | アラーム通知判定の基準のサンプリング回数(M)を定義します。なお、サンプリング回数の最大数は9、最小数は1です。1以上9以下の整数を定義してください。また、サンプリング回数が1の場合は、しきい値超え発生回数には1を定義してください。 | |
10 | 警告(warning)しきい値 | |
11 | 異常(error)しきい値 | |
12 | ">" か "<" を定義します。 ">" - CPU使用率など、値がしきい値以上となった場合にアラーム通知する場合。 "<" - 空きメモリ量など、値がしきい値以下となった場合にアラーム通知する場合。 |
ポイント
すべての項目について定義を省略することはできません。
しきい値監視定義の警告(warning)しきい値、異常(error)しきい値に指定可能な値は、整数、小数、およびマイナス値です。指定する値は、半角数字で入力してください。
警告(warning)しきい値だけ、または、異常(error)しきい値だけを指定することはできません。
警告(warning)しきい値に、発生しない値(CPU使用率をしきい値監視する場合に「120」など)を指定すると、異常(error)しきい値に該当する値であっても、アラーム通知されません。
サンプリング回数に満たない場合でも、しきい値超えの回数が設定値を超えた場合は、アラーム通知されます。
■監視項目のレコード名とフィールド名対応
分類 | レコード名 | フィールド名 | 項目の説明 |
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Processor | 1052 | usrproc | ユーザーモードにおけるCPU使用率。 |
sysproc | システムモードにおけるCPU使用率。 | ||
intproc | Unix:IO完了待ち時間。 Windows:IO中断待ち時間。 | ||
totproc | 合計CPU使用率。 | ||
Memory | 1053 | freemem | 空きメモリ。 |
pagins | ページイン数。 | ||
pagflts | ページフォルト数。 | ||
swapused | 使用中のスワップまたはページファイル数の割合。 | ||
pagouts | ページアウトされたページ数。 | ||
Disk | 1054 | dskreads | ディスクからの読み込み回数。 |
dskwrits | ディスクへの書き込み回数。 | ||
kbread | キロバイト単位でのディスクからの読み込み回数。 | ||
kbwritn | キロバイト単位でのディスクへの書き込み回数。 | ||
dsksrvctim | Read/Writeのサービス時間。 | ||
dskwaittim | Read/Writeの待ち時間。 |
上記の表に示した情報は、コンソールのサマリ画面に表示される、OSに関するリソースの情報です。しきい値監視では、上記以外の項目を監視することもできます。その場合は、リファレンスマニュアル「データフォーマット」を参照して、該当するレコード名とフィールド名を指定してください。