しきい値監視とは、システム全体が健全に稼働しているか、異常が発生していないかを監視するための機能です。
本製品では、しきい値監視のしきい値を定義することができます。監視項目の値が定義値を超えた場合に、アラームを通知します。
しきい値超えが発生した時に実行されるアラームアクション定義については「8.3 アラームアクション定義」を参照してください。
■環境
Enterprise Manager/Manager/Proxy Manager/Agentで実行可能です。
注意
しきい値監視の定義は、情報を収集しているサーバ上で定義してください。定義を設定したサーバ上でアラーム通知されます。
クラスタシステム運用を行っている場合は、現用系サーバ・待機系サーバ両方でしきい値監視を定義してください。
しきい値監視を定義する場所は以下のとおりです。
インストール型Agent
情報を収集しているAgent(Agent機能を使用しているEnterprise Manager/Manager/Proxy Managerも含む)上でしきい値監視を定義してください。
インストール型Agentのしきい値をProxy Manager/Manager上で定義して、しきい値監視することはできません。
インストールレス型Agent
リモートで情報を収集しているManager/Proxy Manager上でしきい値監視を定義してください。
エンドユーザーレスポンス管理
エンドユーザーレスポンスのデータを収集している収集サーバ(Manager/Proxy Manager)上でしきい値監視を定義してください。
Webトランザクション量管理
情報を収集しているManager/Proxy Manager/Agent for Business上でしきい値監視を定義してください。
ユーザーデータ管理
情報を収集しているAgent(Agent機能を使用しているManager/Proxy Managerを含む)上でしきい値監視を定義してください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
以下、しきい値の定義方法について説明します。