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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

30.2.2 業務停止中のリストア手順

  1. リストア前に起動しているノードがある場合にはRMSを停止します。本手順は、起動しているノードのうち、どちらか一方のノードで実行します。

    # hvshut -a
  2. リストア前に全ノードとも起動している場合は最新ディスクを選択します。どちらか一方のノードでGDS の全クラスについて以下のコマンドを実行します。

    # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxnetdisk -S -c <クラス名>
  3. 仮想マシンをリストアします。スナップショットの復元方法および、Azureマネージドディスクボリュームのアタッチ方法についてはAzureの公式ドキュメントを参照ください。

    注意

    仮想マシンは新規に作成するのではなく、リストア対象の仮想マシンのシステムボリュームを復元したボリュームに差し替えてください。

  4. 起動後、リストアしたノードで以下を実行します。

    1. iSCSIデバイス情報を削除します。

      # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db
      # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
    2. RMSを停止します。

      # hvshut -l
  5. 必要に応じてもう一方のノードをリストアします。

    注意

    仮想マシンは新規に作成するのではなく、リストア対象の仮想マシンのシステムボリュームを復元したボリュームに差し替えてください。

  6. 手順5.でリストアした場合、リストアしたノードでiSCSI デバイス情報を削除します。

    # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db
    # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
  7. リストア前に全ノードがともに停止していた場合、等価性コピーのコピー元にするスライスの状態を確認します。等価性コピーのコピー元にするスライスがINVALID 状態の場合、スライスの状態を復旧します。sdxfix コマンドの-d オプションでは、等価性コピーのコピー元にするディスクを指定します。本手順は、どちらか一方のノードで実行します。

    # sdxfix -V -c <クラス名> -v <ボリューム名> -d <ディスク名> -x NoRdchk
  8. 手順3. または、手順5. で仮想マシン名を変更した場合、全ノードで“27.8.1.2 シャットダウン機構の設定”の手順2.~4.を実行し、“27.9.1.1 定義ファイルの作成”で作成したhvazurenicconfigファイルのResourceIDを修正します。

  9. 手順4.の2.を実行した場合は、RMSを停止したノードでRMS を起動します。

    # hvcm