管理コンソールやログビューアにインストール済のクライアント(CT)が表示されません。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 | V15.2.0 | V15.3.0 | V15.4.0 |
V16.0.0 | V16.1.0 |
原因1
管理サーバに登録されているPCをイメージコピーし、そのイメージをマスタとしてクライアント(CT)の構築を行ったためです。Systemwalker Desktop Keeperの管理サーバに一度登録されたPCをマスタとして、イメージコピーして配付しても、管理サーバ上では同一のクライアント(CT)として扱われるため、クライアント(CT)は登録されません。
対処方法
マスタとしたクライアント(CT)を管理コンソール上で削除したのち、各PCで以下の再登録コマンドを実行してください。
fsw11ej7 [パスワード] /R
[パスワード]:クライアント(CT)のインストール時に指定したパスワードを入力します。
LANケーブルをはずしてクライアント(CT)をインストールし、そのイメージをコピーしてください。
仮想マスタPCを使用して導入する場合、マスタイメージ上で以下のコマンドを実行し、マスタイメージとして使用してください(V14.1以降)。
fsw11ej7 [パスワード] /image provisioning
[パスワード] : クライアント(CT)のインストール時に指定したパスワードを入力します。
詳細な手順は、“導入ガイド”の“マスタPC/仮想マスタPCを使用した導入”を参照してください。
原因2
部門管理者の権限でルート直下のクライアント(CT)を確認しようとしたためです。
部門管理者は、自分が部門管理者としての権限を与えられているグループ配下に対してだけ確認ができます。
クライアント(CT)登録直後、クライアント(CT)はルートに配置されますが、部門管理者はルート直下のクライアント(CT)を確認することはできないため、新規登録したクライアント(CT)を確認できません。
対処方法
システム管理者が管理コンソールにログインし、部門管理者権限のグループにクライアント(CT)を移動してください。
その後、部門管理者が管理コンソールにログインしてください。
原因3
管理コンソールでの確認箇所が間違っている可能性があるので、以下の説明をもとに、再度管理コンソールで確認してください。
新規登録の場合:
クライアント(CT)はルートに登録されます。
再登録を行った場合:
Systemwalker Desktop Keeperの管理サーバのバージョンによって、以下のように登録されます。
V12.0L10のとき:
ルートに登録されます。
12.0L20以降のとき:
再登録前に登録されていたグループに表示されます。
13.2.0以降で、かつActive Directory連携時:
Localグループのルートに表示されます。
確認ポイント
“原因3”に記載されている箇所を確認してください。
注)Systemwalker Desktop Keeper V12.0L20以降は管理コンソールで検索機能により検索可能です。
対処方法
必要ありません。
原因4
統合管理サーバ配下の管理サーバの、クライアント(CT)リストの情報が最新になっていない場合があります。
対処方法
最新にするには、[ツリー設定]メニューから[ツリー最新表示]を選択してください。
原因5
クライアント(CT)インストール時の接続先IPアドレスが間違っている可能性があります。
確認ポイント
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行し、接続先IPアドレスを確認してください。
fsw11ej7 [パスワード] /D /D
[パスワード] : クライアント(CT)のインストール時に指定したパスワードを入力します。
クライアント(CT)が接続する管理サーバ/統合管理サーバのIPアドレスが表示されます。
対処方法
接続する管理サーバ/統合管理サーバのIPアドレスを正しいアドレスに修正してください。
手順については、“運用ガイド 管理者編”の“接続先の管理サーバ/統合管理サーバを変更する”を参照してください。
原因6
管理サーバのファイアーウォールがSystemwalker Desktop Keeperの使用する通信ポートを閉じているため管理サーバとの接続ができていない可能性があります。
確認ポイント
クライアント(CT)インストール時に設定したポート(初期値は10010)でクライアント(CT)と管理サーバの通信ができているか、クライアント(CT)上で以下のコマンドを実行して確認してください。
telnet [接続先管理サーバのIP アドレス] 10010
接続できない場合は、エラーが表示されます。
接続できた場合は、画面上の文字が消え、カーソルの点滅だけの画面になります。
対処方法
上記確認で接続できない場合、管理サーバ側のファイアーウォールのポートを開いてください。
原因7
管理サーバとクライアント(CT)間で名前解決ができないため、管理サーバと接続できていない可能性があります。
対処方法
DNSサーバによる逆引きの名前解決、またはhostsファイルによる名前解決を実施してください。
原因8
クライアントの版数が古い場合、管理サーバとの通信が制限されます。
対処方法
V14.3.1以前のクライアントで、通信暗号化の修正を適用していない場合、管理サーバとの通信が制限されます。
詳細については、“リリース情報”の“管理サーバ”の管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信”を参照してください。
原因9
クライアント(CT)インストール時に設定したパスワードと、管理サーバで設定している[クライアント管理パスワード]が異なっています。(管理サーバ/統合管理サーバがV15.1.0以降の場合)
対処方法
管理サーバ/統合管理サーバで[クライアント管理パスワード]を設定している場合、クライアント(CT)インストール時に入力するパスワードは、管理コンソールの端末動作設定画面で設定した[クライアント管理パスワード]と一致している必要があります。
[クライアント管理パスワード]の詳細については、“運用ガイド 管理者編”の“端末動作設定を行う”の“[クライアント管理パスワード]”を参照してください。
原因10
クライアント(CT)をインストール後、OS再起動を実施していない可能性があります。
対処方法
OS再起動を実施してください。