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Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド
FUJITSU Software

2.5.2 イベント監視機能を使用している場合

2.5.2.1 監視イベント種別について

旧バージョン製品からバージョンアップした場合、監視イベント種別は旧バージョンで設定されていた内容が設定されます。

追加された機能を利用する場合は、監視イベント種別を追加する必要があります。追加方法は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

標準インストールされる監視イベント種別は以下のとおりです。

【SE版/EE版の場合】

【GEE版の場合】

2.5.2.2 イベント監視の条件定義に関する作業

Systemwalker Centric Managerでは、インストール時にイベント監視の条件定義について標準の定義を提供しています。

以下の製品からバージョンアップした場合は、メッセージ選択テーブルが変換された定義の下に、イベント監視の条件定義の標準定義が追加されます。

以下の場合は、すでに利用されている定義を継承するため、新規機能に対する定義が追加されません。

【Windows版】

【UNIX版】

必要に応じて、以下の定義を実施してください。

移行元Systemwalker Centric Managerがどのバージョンでも必要な作業

  1. [イベント監視の条件定義]ウィンドウを表示します。

  2. 追加する定義行分だけ、以下の操作を繰り返します。

    1. 追加する行の下にカーソルを移動し、[イベント]メニューから[イベントの追加]を選択して[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスを表示し、[詳細設定]ボタンをクリックし[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスで、監視するメッセージについて以下の設定を行います。

      【UNIX版】

      [メッセージテキスト]、[監視イベント種別]、[通報番号]は、[特定しない]を指定します。

      【Windows版】

      [監視イベント種別]、[通報番号]は、[特定しない]を指定します。

    2. 追加された行にカーソルを移動し、[アクション]メニューから[アクションの設定]を選択して[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスを表示します。[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスの[詳細設定]ボタンで、[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスを表示します。設定する内容については、以下の表を参照してください。

      下記の表の定義を追加する位置は、運用に合わせて決めてください。以下の位置に追加することをおすすめします。

      • ユーザ自身で定義を追加している場合は、追加した定義行の下に下記の表の定義を追加してください。

      • ユーザ自身で定義を追加していない場合は、定義の先頭に下記の表の定義を追加してください。

      [重要度]、[通報番号]は、[変更しない]を指定します。[文字色]、[背景色]は、[変更しない]指定にします。[障害票の発行]は、[しない]指定にします。

      【Windows版】

      使用していたバージョン

      監視するメッセージの設定

      [メッセージ監視(詳細)]の設定

      V4.0の場合

      [ホスト名]  :自システム
      [エラー種別]:エラー
      [ラベル]    :AP:jobschExit
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[バッチ業務]

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:apagt
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[アプリ管理]

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpDp
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[資源配付]

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpNm
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[ネットワーク]

      V5.0L30以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpTrfExA
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[性能監視]

      V10.0L10以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpPmon
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[システム]

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:SelfChk
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[システム]

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :[特定しない]
      メッセージテキスト:enterprise:aplSWProcMon

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[システム]

      V11.0L10以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpFwdetect
      [監視イベント種別]:ネットワーク
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpTrfals
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[性能監視]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :^UX:MpTrfals$
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[性能監視]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :AP:MpAppals
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[アプリ管理]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]  :[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]    :^UX:MpAppals$
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]          :[する]
      [監視イベント種別]  :[アプリ管理]

      V15.0.1以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:[特定しない]
      [監視イベント種別]:[Open監視]
      [メッセージテキスト]:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]

      • そのほかは変更しない

      【UNIX版】

      使用していたバージョン

      監視するメッセージの設定

      [メッセージ監視(詳細)]の設定

      5.2以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:^UX:MpTrfExA$

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]
      [監視イベント種別]:[性能監視]

      11.0以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:^UX:MpFwdetect$
      [監視イベント種別]:[ネットワーク]
      [メッセージテキスト]:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]

      • そのほかは変更しない

      11.0以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [監視イベント種別]:[Storage]
      [ラベル]:^UX:SSC$
      [メッセージテキスト]:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]

      • そのほかは変更しない

      11.0以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [監視イベント種別]:システム
      [ラベル]:^SWORM
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]

      • そのほかは変更しない

      11.0以前の場合

      [ホスト名]:自システム
      [エラー種別]:[特定しない]
      [監視イベント種別]:システム
      メッセージタイプの特定:返答要求メッセージ
      [ラベル]:[特定しない]
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]

      • そのほかは変更しない

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:^UX:MpTrfals$
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]
      [監視イベント種別]:[性能監視]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:AP:MpTrfals
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]
      [監視イベント種別]:[性能監視]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:^UX:MpAppals$
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]
      [監視イベント種別]:[アプリ管理]

      V13.3.1以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:AP:MpAppals
      メッセージテキスト:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]
      [監視イベント種別]:[アプリ管理]

      V15.0.1以前の場合

      [ホスト名]:[特定しない]
      [エラー種別]:[特定しない]
      [ラベル]:[特定しない]
      [監視イベント種別]:[Open監視]
      [メッセージテキスト]:[特定しない]

      [上位システムに送信]:[する]
      [ログ格納]:[する]

      • そのほかは変更しない

  3. すべての設定が終了したら、定義を保存して、[イベント監視の条件定義]ウィンドウを閉じます。

バージョンアップに伴って、初めてRed Hat Enterprise Linux 8以降を監視する場合に必要な作業

Red Hat Enterprise Linux 7以前とRed Hat Enterprise Linux 8以降とで、システムログに出力される一部のメッセージ形式に非互換があります。これにより、Red Hat Enterprise Linux 8上のSystemwalkerや関連製品を監視する際、従来の定義のままではメッセージが特定できない場合があります。非互換の内容と影響については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“Red Hat Enterprise Linux 8以降の場合のメッセージ非互換について”を参照してください。

非互換の影響を受けるメッセージを監視するための対処方法について説明します。Red Hat Enterprise Linux 7以前のシステムログの監視で使用していたイベント監視の条件定義をRed Hat Enterprise Linux 8以降の環境でもそのまま利用するための方法[方法1]と、イベント監視の条件定義を編集する方法[方法2]とがあります。
必要に応じて、いずれかの方法で対処してください。

[方法1]
システムログの出力形式をRed Hat Enterprise Linux 7以前のデフォルトの形式に変更
する

システムログの出力形式をRed Hat Enterprise Linux 7以前のデフォルトの形式に変更しておくことで、Red Hat Enterprise Linux 7以前のシステムログの監視で使用していたイベント監視の条件定義(ローカル定義およびポリシー定義)をRed Hat Enterprise Linux 8以降においてもそのまま利用することができます。
以下のいずれかの環境からのアップグレードの場合で、かつ、システムログの出力形式を変更して問題ない場合は、下記の手順に従ってください。

前提条件
  • アップグレードする環境の上位の運用管理サーバがWindows版V17.0.0以前の場合

  • アップグレードする環境の上位の運用管理サーバがLinux版V15.3.0以前の場合

  • アップグレードする環境の上位の運用管理サーバがSolaris版V15.1.1以前の場合

  • Systemwalker Centric Manager 技術情報ホームページで公開されている「Systemwalkerテンプレート」で上記バージョンレベルのテンプレートを使用する場合(ただし、RHEL8対応版は除く)

システムログ出力形式変更手順

システムログの出力形式をRed Hat Enterprise Linux 7以前のデフォルトの形式に変更する手順は以下のとおりです。

  1. /etc/rsyslog.confを以下のとおり編集します。
    [修正前]

    module(load="imjournal"             # provides access to the systemd journal
           StateFile="imjournal.state") # File to store the position in the journal

    [修正後]

    module(load="imjournal"             # provides access to the systemd journal
           StateFile="imjournal.state" # File to store the position in the journal
           UsePid="syslog")
  2. rsyslogを再起動します。

    systemctl restart rsyslog

[方法2]
使用するイベント監視の条件定義
(ローカル定義およびポリシー定義)編集する

使用するイベント監視の条件定義を編集し、Red Hat Enterprise Linux 8以降のシステムログの出力形式に対応します。

この方法は、前述の[方法1]の前提条件に合致するがシステム設計の都合上において、システムログの出力形式をRed Hat Enterprise Linux 7以前のデフォルトの形式に変更できない場合に行います。以下のいずれかの手順に従ってください。

[イベント監視の条件定義]ウィンドウで編集する手順
  1. [イベント監視の条件定義]ウィンドウを表示します。

  2. Systemwalker Centric Managerの初期定義に対する編集を行います。監視するメッセージについて、以下の表の定義を追加します。

    追加する定義は、Red Hat Enterprise Linux 8以降の環境で、Systemwalkerおよび関連製品を監視するときに、発生したイベントの機能ごとに監視イベント種別を設定するための定義です。すでに同様の定義が作成済みの場合は追加不要です。

    追加する行(を参照)の下にカーソルを移動し、[イベント]メニューから[イベントの追加]を選択して[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスを表示し、タブを選択して設定してください。追加する定義行の分だけ、本操作を繰り返します。

    なお、表に示す以外の設定項目は初期値から変更不要です。

     ・[イベント定義(詳細)]画面は、[イベントの特定]タブ-[詳細設定]ボタンをクリックして表示します。
     ・[メッセージ監視(詳細)]画面は、[メッセージ監視アクション]タブ-[詳細設定]ボタンをクリックして表示します。

    参考

    定義を追加する位置について

    定義を追加する位置は、運用に合わせて決めてください。なお、[イベント監視の条件定義]ウィンドウの最後の3行(下図は例)の上に追加することをおすすめします。

    図に示す最後の3行の定義内容は、以下となります。

    1行目: ホスト名[自システム]
           監視イベント種別[特定しない]のメッセージについて監視イベント種別を[その他]に設定する
    2行目: ホスト名[特定しない]
           監視イベント種別[種別なし]のメッセージについて監視イベント種別を[その他]に設定する
    3行目: ホスト名[特定しない]
           監視イベント種別[特定しない]のメッセージについて監視イベント種別を[変更しない]
    表2.1 追加するイベント定義

    順序

    [イベント定義(詳細)]の設定

    [メッセージ監視(詳細)]の設定

    1

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:apagt.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[アプリ管理]

    2

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpAppals.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[アプリ管理]

    3

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:AP:MpAppals.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[アプリ管理]

    4

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpTrfAgt.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[性能監視]

    5

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpTrfMgr.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[性能監視]

    6

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpTrfExA.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[性能監視]

    7

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpTrfals.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[性能監視]

    8

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:AP:MpTrfals.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[性能監視]

    9

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpApLink.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[アプリ連携]

    10

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpCNappl.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[ネットワーク]

    11

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpHlpd.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[ヘルプデスク]

    12

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpDp.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[資源配付]

    13

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:drms.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[資源配付]

    14

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:FJSVsivmg.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[資源配付]

    15

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpNm.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[ネットワーク]

    16

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpNsagtMain.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[ネットサーバ]

    17

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpPmon.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[システム]

    18

    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:SelfChk.*:

    [監視イベント種別の設定]:[監視イベント種別を設定する]
    [監視イベント種別]:[システム]

    19

    [監視イベント種別]:[ネットワーク]
    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:MpFwdetect.*:

    20

    [監視イベント種別]:[Storage]
    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^UX:SSC.*:

    21

    [ホスト名]:[自システム]
    [監視イベント種別]:[システム]
    [エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]:オン
    [メッセージテキスト]:^SWORM.*:

  3. 導入後に任意で作成した定義に対して、編集を行います。

    本作業は、任意で作成した定義がある場合に実施してください。

    [修正前]

    [イベント定義(詳細)]ダイアログボックスの[メッセージの特定]で、ラベル名を指定

    [修正後]

    [イベント定義(詳細)]ダイアログボックスの[メッセージの特定]で、[エラー種別、ラベル、テキストに分割せずにメッセージを特定する]を指定し、かつ、メッセージテキストに当該ラベル名を指定

    イベントコリレーション機能(複数の異なるイベントを関連付けて監視する)を利用している場合も同様の観点で定義を変更してください。

  4. すべての設定が終了したら、定義を保存して、[イベント監視の条件定義]ウィンドウを閉じます。


CSVファイルの編集とコマンド実行で追加する手順

イベント監視の条件定義CSV形式ファイルを編集し、コマンド実行により、定義を追加します。CSVファイルへ追記する箇所は、前述の[イベント監視の条件定義]ウィンドウで編集する手順の“定義を追加する位置について”を参照してください。

コマンドによる追加方法

以下のそれぞれの場合について、コマンド実行手順を説明します。

運用管理サーバ、部門管理サーバ、および業務サーバでローカル設定を利用している場合
  1. aoseacsv(イベント監視の条件定義のCSV出力コマンド)で、CSV形式ファイルを出力します。
    なお、イベントコリレーション機能を利用している場合は、mpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)を下記と同じコマンド形式で使用してください。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\aoseacsv -o CSV形式ファイル名

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/aoseacsv -o CSV形式ファイル名

  2. CSV形式ファイルを編集し、CSV形式ファイルに追加する内容を追加します。

  3. 編集したCSVファイルを、aoseadef(イベント監視の条件定義のCSV反映コマンド)で反映します。
    なお、イベントコリレーション機能を利用している場合は、mpaoscrdef(イベントコリレーション定義のCSV反映コマンド)を下記と同じコマンド形式で使用してください。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\aoseadef -i CSV形式ファイル名

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/aoseadef -i CSV形式ファイル名

運用管理サーバのポリシー定義(通常モード)の場合
  1. md_mpaosf(イベント監視[監視条件]の監視ポリシー移出/登録コマンド)でCSV形式ファイルを出力します。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\md_mpaosf -p ポリシー名 -out ディレクトリ名

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/md_mpaosf -p ポリシー名 -out ディレクトリ名

  2. CSV形式ファイルを編集し、CSV形式ファイルに追加する内容を追加します。

  3. 編集したCSVファイルを、md_mpaosf(イベント監視[監視条件]の監視ポリシー移出/登録コマンド)で反映します。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\md_mpaosf -in ディレクトリ名

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/md_mpaosf -in ディレクトリ名

運用管理サーバのポリシー定義(互換モード)の場合

別コンピュータに移行した場合にだけ必要な作業【UNIX版】”または“SystemWalker/CentricMGR V5.0L10/5.0以降からバージョンアップの場合にだけ必要な作業【Windows版】”が必要な場合は、当該作業の流れに以下のとおり、CSV形式ファイルの編集を含めることができます。

  1. poout(イベント監視の条件のポリシー移出コマンド)でポリシーを出力します。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poout -n 表示名 -d ディレクトリ名

    または

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poout -i IPアドレス -d ディレクトリ名

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/poout -n 表示名 -d ディレクトリ名

    または

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/poout -i IPアドレス -d ディレクトリ名

  2. aoseacsv(イベント監視の条件定義のCSV出力コマンド)に-dオプションを指定して、出力したポリシーからCSV形式ファイルを出力します。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\aoseacsv -d ディレクトリ名\MpAosfB -o CSV形式ファイル名

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/aoseacsv -d ディレクトリ名/MpAosfB -o CSV形式ファイル名

  3. CSV形式ファイルを編集し、CSV形式ファイルに追加する内容を追加します。

  4. aoseadef(イベント監視の条件定義のCSV反映コマンド)に-dオプションを指定して、編集したCSV形式ファイルを登録できるポリシーの形式に変換します。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\aoseadef -i CSV形式ファイル名 -d ディレクトリ名\MpAosfB

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/aoseadef -i CSV形式ファイル名 -d ディレクトリ名/MpAosfB

  5. poin1(イベント監視の条件のポリシー登録コマンド)でポリシーを登録します。

    【Windows】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poin1 -n 表示名 -d ディレクトリ名\MpAosfB

    または

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poin1 -i IPアドレス -d ディレクトリ名\MpAosfB

    【UNIX】

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/poin1 -n 表示名 -d ディレクトリ名/MpAosfB

    または

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/poin1 -i IPアドレス -d ディレクトリ名/MpAosfB

  6. 運用管理サーバのバージョンアップの場合、かつ、以下のいずれかを選択している場合は、ポリシーに含まれる監視対象製品のテンプレートが、Red Hat Enterprise Linux 8以降に対応した定義に更新されます。
    • Systemwalker Centric Manager - Agent (UNIX)
    • Systemwalker Centric Manager - Manager (UNIX)
    • Systemwalker Operation Manager (UNIX)

    以下の作業を実施することで、ポリシーに含まれる監視対象製品のテンプレートが、Red Hat Enterprise Linux 8以降に対応した定義に更新されます。

      1.Systemwalkerコンソールから登録したポリシーを選択して、[ポリシーの簡易設定]画面を表示します。
      2.[イベント監視の条件の設定]の[監視対象製品]ボタンをクリックして、[監視対象製品]画面を表示します。
      3.[監視対象製品]画面で製品名のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
      4.[OK]をクリックして、[監視対象製品]画面を閉じます。
        その後、[OK]をクリックして、[ポリシーの簡易設定]画面を閉じます。
      6.[ポリシーの簡易設定[確認]]画面で、「はい」をクリックします。
      7.[ポリシーの簡易設定[結果]]画面で、必要に応じて[すぐに配付]または[後で配付]を選択します。
        これにより、[イベント監視の条件定義]ウィンドウの[特定する条件]に表示される
        「###Systemwalker Templates Start###」から「###Systemwalker Templates End###」までの内容が
        自動的に更新されます。

    以下の内容になっていることを確認してください。

    Systemwalker Centric Manager - Agent (UNIX)、またはSystemwalker Centric Manager - Manager (UNIX)を選択している場合

      「###Systemwalker Templates End###」の行より上に、以下の2つの定義が存在すること
        - ラベル“UX:MpPmon”に対する定義
        - ラベル“###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###”かつメッセージ“UX:MpPmon~”に対する定義

    Systemwalker Operation Manager (UNIX)を選択している場合

      「###Systemwalker Templates End###」の行より上に、以下の2つの定義が存在すること
        - ラベル“UX:MpPmonO”に対する定義
        - ラベル“###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###”かつメッセージ“UX:MpPmonO~”に対する定義

各コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

CSV形式ファイルに追加する内容

イベント監視条件のCSV形式ファイルです。以下は、定義ファイルのバージョンがV3.50の場合です。

1,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:apagt.*:,,,,,,,SEND,LOG,アプリ管理,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,1
2,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpAppals.*:,,,,,,,SEND,LOG,アプリ管理,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,2
3,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,AP:MpAppals.*:,,,,,,,SEND,LOG,アプリ管理,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,3
4,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpTrfAgt.*:,,,,,,,SEND,LOG,性能監視,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,4
5,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpTrfMgr.*:,,,,,,,SEND,LOG,性能監視,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,5
6,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpTrfExA.*:,,,,,,,SEND,LOG,性能監視,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,6
7,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpTrfals.*:,,,,,,,SEND,LOG,性能監視,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,7
8,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,AP:MpTrfals.*:,,,,,,,SEND,LOG,性能監視,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,8
9,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpApLink.*:,,,,,,,SEND,LOG,アプリ連携,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,9
10,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpCNappl.*:,,,,,,,SEND,LOG,ネットワーク,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,10
11,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpHlpd.*:,,,,,,,SEND,LOG,ヘルプデスク,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,11
12,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpDp.*:,,,,,,,SEND,LOG,資源配付,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,12
13,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:drms.*:,,,,,,,SEND,LOG,資源配付,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,13
14,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:FJSVsivmg.*:,,,,,,,SEND,LOG,資源配付,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,14
15,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpNm.*:,,,,,,,SEND,LOG,ネットワーク,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,15
16,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpNsagtMain.*:,,,,,,,SEND,LOG,ネットサーバ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,16
17,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpPmon.*:,,,,,,,SEND,LOG,システム,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,17
18,,0,,,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:SelfChk.*:,,,,,,,SEND,LOG,システム,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,18
19,,0,,ネットワーク,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:MpFwdetect.*:,,,,,,,SEND,LOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,19
20,,0,,Storage,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^UX:SSC.*:,,,,,,,SEND,LOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,20
21,,0,-,システム,,,###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###,^SWORM.*:,,,,,,,SEND,LOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,21

SystemWalker/CentricMGR V5.0L10/5.0以降からバージョンアップの場合にだけ必要な作業【Windows版】

別のコンピュータへ運用管理サーバをバージョンアップする場合、運用管理サーバ自身のイベント監視の条件定義のポリシー定義は、バージョンアップ後にポリシーとして移出/移入します。

移行元運用管理サーバからのポリシーの移出

以下のどちらかのコマンドを実行します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poout -n 移行元運用管理サーバの表示名 -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名

または

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poout -i 移行元運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名

移行先運用管理サーバへのポリシーの移入

以下のどちらかのコマンドを実行します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poin1 -n 移行先運用管理サーバの表示名 -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名\MpAosfB

または

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\poin1 -i 移行先運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名\MpAosfB

poout(イベント監視の条件のポリシー移出コマンド)、poin1(イベント監視の条件のポリシー登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

別コンピュータに移行した場合にだけ必要な作業【UNIX版】

別のコンピュータへ運用管理サーバをバージョンアップする場合、運用管理サーバ自身のイベント監視の条件定義のポリシー定義は、swmove/swtransコマンド実行後にポリシーとして移出/移入します。

移行元運用管理サーバからのポリシーの移出

以下のどちらかのコマンドを実行します。

/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poout -n 移行元運用管理サーバの表示名 -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名

または

/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poout -i 移行元運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシー移出先作業ディレクトリ名

移行先運用管理サーバへのポリシーの移入

以下のどちらかのコマンドを実行します。

/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poin1 -n 移行先運用管理サーバの表示名 -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名/MpAosfB

または

/opt/FJSVfwaos/usr/bin/poin1 -i 移行先運用管理サーバのIPアドレス -d ポリシーの移出で指定したディレクトリ名/MpAosfB

poout(イベント監視の条件のポリシー移出コマンド)、poin1(イベント監視の条件のポリシー登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

2.5.2.3 下位サーバでのホスト接続先の変更

移行時にホスト名やIPアドレスを変更する場合、バージョンアップした運用管理サーバを接続先としている下位サーバで、接続先ホストの定義変更が必要です。

また、Systemwalker Operation ManagerからのSNMPトラップを受信していた場合、通知元のSystemwalker Operation Managerのアクション定義のあて先も変更してください。

2.5.2.4 簡易ポリシー設定(イベント監視の条件定義)を行う場合の作業

以下のノードに対して簡易ポリシー設定(イベント監視の条件定義)を行う場合、イベント監視のテンプレートに定義されている内容は、イベント監視条件のCSVファイルの先頭行に追加されます。

テンプレートの内容を追加する位置を指定したい場合は、簡易ポリシー設定(イベント監視の条件定義)を行う前に、イベント監視条件のCSVファイル(aoseacsvコマンドにより出力されます)を以下のように修正してください。

修正方法

イベント監視条件のCSVファイル内の、テンプレートの内容を追加したい行に、以下を追加してください。

;1,0,"###Systemwalker Templates Start###",,,,,,,,,,,,NOSEND,NOLOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,1
;2,0,"###Systemwalker Templates End###",,,,,,,,,,,,NOSEND,NOLOG,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,2

ポイント

テンプレートの内容を追加する位置は、インストール時に標準で提供しているイベント監視の条件定義より上位で、かつインストール後に追加したイベント監視の条件定義より下位に追加することを推奨します。