監査ログを分析する作業の流れを説明します。
1.監査ログを正規化するシステムで出力されるさまざまな監査ログファイルは、それぞれ、ログテキストの形式が異なっています。このため、形式の異なる監査ログファイルを、統一された共通の形式に変換(正規化)してから、分析します。
2.問い合わせファイルを作成する集計するときの問い合わせ条件(集計項目)や、表のレイアウトを設定するために、運用管理クライアント上で問い合わせファイルを作成し、運用管理サーバに登録します。
3.正規化ログが改ざんされていないかを確認する分析した監査ログ(正規化ログ)が改ざんされていないことを確認します。改ざんされていないことを確認した後に、分析した監査ログ(正規化ログ)を集計・検索に活用します。
4.監査ログを集計する収集された膨大な量の監査ログに対して、サーバへの不正アクセス件数や時間帯別のアクセス件数など、監査ログの分析目的に沿った情報を集計項目として集計します。問い合わせファイルを実行して集計します。
5.監査ログを検索する監査ログに対して、分析目的となる特定の情報を参照します。正規化ログ(CSV形式)を運用管理サーバからクライアントへコピーし、Excelなどのソフトウェアで開いて検索します。
6.点検結果を出力する監査ログを分析した結果を点検結果として報告するため、レポートに出力します。
7.正規化ログを保管する分析した監査ログ(正規化ログ)を二次媒体に退避し、長期保管を行う。
8.正規化ログを削除する二次媒体に退避した後、ローカルディスク上から監査ログ(正規化ログ)を削除します。