運用管理サーバ-被管理サーバ(部門管理サーバ/業務サーバ)間でログ収集を行う場合、被管理サーバ上の接続可能一覧ファイルに、接続元運用管理サーバの情報(サーバ名、またはIPアドレス)を記述することで収集対象の運用管理サーバをチェックし、指定した運用管理サーバ以外からの収集を抑止することができます。
インストール後のデフォルトの設定では、ログ収集できません。必ず、接続可能一覧ファイル(mpatmconnect.ini)で収集対象のサーバを設定してください。
どこの運用管理サーバからでもログ収集を可能とする場合は、接続可能一覧ファイル(mpatmconnect.ini)を削除してください。
なお、接続可能一覧ファイル(mpatmconnect.ini)の設定は、テキストエディタによる手動での編集とポリシーによる設定方法があります。
接続可能一覧ファイルを作成する
接続元運用管理サーバの情報を記述したテキストファイル(接続可能一覧ファイル)はインストールされています。インストール直後は、「*」が設定されており、「*」行が存在するとログ収集ができません。そのため、収集を行う前に必ず接続可能一覧ファイルを編集する必要があります。本ファイルが存在しない場合は、収集対象の運用管理サーバのチェックは行いません。
ファイルを格納するサーバ
運用管理サーバのチェックを実施したい被管理サーバ上で設定します。
接続可能一覧ファイルの格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpAtm\etc\mpatmconnect.ini |
UNIX | /etc/opt/FJSVmpatm/data/mpatmconnect.ini |
ファイル形式
テキスト形式で、1行1ノード名(運用管理サーバのホスト名、またはIPアドレス)を記述します。
ノード名1↓ |
↓:改行
注意事項
mpatmlog(ログ収集コマンド)に運用管理サーバのIPアドレス(部門管理サーバ/業務サーバから運用管理サーバへ通信が可能な運用管理サーバのIPアドレス)を指定してログ収集を行う場合は、ノード名にログ収集コマンドに指定する運用管理サーバのIPアドレスを必ず指定してください。
ノード名には、「TCP/IP」通信が可能なノード名を指定してください。
「TCP/IP」通信ができないノード名を指定した場合は、運用管理サーバのチェックはエラーとなり、ログ収集は行いません。
ノード名にはホスト名、またはIPアドレスを指定してください。ホスト名を指定する場合は、128バイト以内の文字列を指定してください。
収集対象の運用管理サーバ接続元のIPアドレスが、接続可能一覧ファイルに指定されていない場合は、「mpatm: エラー: 661」が出力され、ログ収集は行いません。
接続可能一覧ファイルに記述されている「*」の行よりも前に、ログ収集を行ったサーバのノード名またはIPアドレスが登録されている場合は、収集可能となります。
中継サーバを利用した環境で本機能を利用する場合は、運用管理サーバではなく、中継サーバのノード名を指定してください。