sc_ctlコマンドにScale out Controllerプロセスの管理ディレクトリを指定して、Scale out Controllerプロセスを起動します。
管理ディレクトリは、-Dオプションまたは、環境変数SCDATAにより指定します。
-Rオプションを指定することで、arbs.confに記載された管理ディレクトリを持つ裁定プロセスも起動されます。
以下にコマンドの実行例を示します。
sc_ctl start -D /path/to/sc_data -R
-Rオプションを指定して実行した場合、arbs.confに記載の裁定プロセスのいずれかに失敗すると、その時点でScale out Controllerプロセスの起動に失敗します。
この場合には、裁定プロセスの起動が失敗した原因を解決し、すべての裁定プロセスが起動できた後に-RオプションなしでScale out Controllerプロセスを起動してください。
注意
Scale out Controller構成の注意点
Scale out ControllerプロセスとMirroring Controllerプロセスのノード種別設定が一致しない場合、後から起動しようとするプロセスの起動に失敗します。
プロセスの起動に失敗した場合は、設定ファイル(arbs.confおよびサーバ識別子.conf)のノード種別設定に誤りがないか確認してください。
すでに起動済みプロセスの設定ファイルのノード種別に誤りがある場合は、設定ファイルを正しく設定しなおし、裁定プロセスの起動からやり直してください。