スケールアウト環境のセットアップ作業を説明します。
セットアップの概要は下記のとおりです。
1.ノードの準備
中央管理ノードとデータノードを作成し、クラスタを構築します。
各ノードはMirroring Controllerで冗長化します。
ノード間通信を暗号化する場合は、“3.8 スケールアウト環境におけるSSL(Secure Sockets Layer)による安全な通信の構成”を参照し、クラスタを構築します。
“3.1 スケールアウト環境のセットアップの流れ”以降を参照し、各コンポーネントをセットアップします。
2.データベースオブジェクトの作成
“第5章 スケールアウト環境の運用管理”を参照し、以下を作成します。
シャード表を作成します。
データノード上にシャードを作成します。
ノード間で一意なテーブル空間を作成し、シャードと紐付けます。
上記で作成したテーブル空間上にリレーションを作成します。
レプリケーションテーブルを作成します。
レプリケーションテーブル用の構文により作成します。
ノード間で共有する順序を作成します。
順序を作成する構文を使用し、各ノードで作成します。
3.アプリケーションサーバのセットアップ
接続ルーティングを使用する場合、“2.データベースオブジェクトの作成”で定義したノード情報を使用してアプリケーションサーバ上にConnection Managerをセットアップします。