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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

B.4.23 複数ページにまたがって出力される場合に「続く」を出力したい

この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。

ここでは、集計表形式の御見積書で明細が複数ページにまたがって出力される場合、前ページの最後に「<続く>」を出力する方法を例に説明します。

=操作手順=
  1. 帳票様式定義画面で、明細パーティション(DE)を定義し、「製品名」、「金額」を定義します。「金額」は数字項目として定義します。

  2. 帳票様式定義画面で、制御脚書きパーティション(CF1)を定義し、数字項目として「合計」を定義します。

  3. 帳票様式定義画面で、ページ脚書きパーティションを定義し、テキスト項目として「続く」を定義します。

  4. データ定義画面の[データ定義]タブで、「合計」のオペランドに「SUM(金額)」を定義します。

    ⇒すべてのデータの合計を計算します。

  5. データ定義画面の[データ定義]タブで、「続く」のオペランドに「ハイフン(-)」を指定します。

    ⇒「続く」はデータを受け取りません。

  6. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「COMPUTE  合計」、「SET  続く  TO  "<続く>"」を記述します。

    ⇒1明細出力するたびに「合計」に「金額」を加算します。また、明細パーティションが出力された直後にページ脚書きパーティションが出力されるときに「続く」に"<続く>"が出力されます。

  7. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「CNTL-FOOT」段落を追加し、「$EOD」と4.で定義した制御脚書きパーティション名(CF1)を記述します。また、「SET  続く  TO  ""」を記述します。

    ⇒入力データが終わったタイミングで制御脚書きパーティション(CF1)が出力されます。また、制御脚書きパーティションが出力された直後にページ脚書きパーティションが出力されるときに「続く」に空白が出力されます。

  8. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「PAGE-FOOT」段落を追加します。

例)

[データ定義]タブ

データ項目名

オペランド

製品名

金額

合計

SUM(金額)

続く

-

[拡張定義]タブ
DETAIL   
COMPUTE  合計
SET  続く  TO  "<続く>"
CNTL-FOOT  $EOD  CF1
SET  続く  TO  "" 
PAGE-FOOT

ポイント

  • この機能は、Windows用帳票サンプル「御見積書」、UNIX系OS用帳票サンプル「MITUMORI」で使用しています。