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Interstage List Creator V11.0.0 帳票設計編
FUJITSU Software

5.3.2 入力データの関連付けと演算を指定します

[データ定義]タブで、以下の定義を行います。

以下に、それぞれの定義について説明します。

項目と入力データの関連付け

項目の並びと入力データの並びを一致させます。

この帳票では、入力データの並び順にあわせ、以下の順番に並べ替えます。

1)日付                               12)月売上げ合計
2)月                                 13)営業1課売上げ合計
3)日                                 14)営業2課売上げ合計
4)営業1課売上げ                     15)営業3課売上げ合計
5)営業2課売上げ                     16)売上げ合計
6)営業3課売上げ                     17)営業1課総売上高
7)備考                               18)営業2課総売上高
8)日売上げ合計                       19)営業3課総売上高
9)営業1課売上げ月合計               20)総売上高計算用
10)営業2課売上げ月合計              21)総売上高
11)営業3課売上げ月合計              

上記の場合、1)~7)が入力データが出力される項目です。8)以降の項目は、演算順序などを考慮し、演算を行う順序に合わせて項目の並び順を決めます。

この場合、RHパーティションに定義されている項目は、[データ定義(レポート頭書き)]タブで項目の並びを設定します。RHパーティション以外のパーティションに定義されている項目は、[データ定義]タブで項目の並びを設定します。この帳票では、RHパーティションに定義されている項目(1))は1つだけなので、項目の並び順を設定する必要はありません。

以下に、RHパーティション以外の項目( 2)~21) )の並び順を設定する手順について説明します。

=操作手順=
  1. データ定義画面で、[データ定義]タブをクリックします。

  2. 定義した項目の並びと入力データの列の並びとを一致させます。
    [上へ]ボタン、または[下へ]ボタンをクリックして並び替えます。

    ⇒これで、項目の並びと入力データの並びが一致しました。

オペランド(BREAK)の指定

ここでは、「月」のデータの値が変わったタイミングで、以下の演算を行います。

したがって、「月」の項目に対し、BREAKを定義します。

これによって、「月」のデータが変わったタイミングで(BREAK発生時)、演算が行われます。

以下に、BREAK項目の定義について説明します。

=操作手順=
  1. データ定義画面の[データ定義]タブで、項目にオペランドを指定します。
    データ項目名で、項目「月」を選択して[編集]ボタンをクリックします。

    ⇒データ定義の編集画面が表示されます。

  2. [オペランド]の入力フィールドに、以下のように指定します。

      オペランドBREAK

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    ⇒データ定義画面に戻ります。
    これで、「月」の項目がBREAK項目として定義されました。

オペランド(演算子)の指定

入力データのない演算を行う項目に対し、演算の定義を行います。

ここでは、以下のように演算を定義します。

オペランドには、以下のような指定を行います。

上記の番号は、以下の表中の番号と対応しています。

表5.5 データ定義(オペランドの編集)

番号

データ項目名

演算子

(8)

日売上げ合計

CAL(営業1課売上げ+営業2課売上げ+営業3課売上げ)(*1)

(9)

営業1課売上げ月合計

SUM(営業1課売上げ)(*2)

(10)

営業2課売上げ月合計

SUM(営業2課売上げ)(*2)

(11)

営業3課売上げ月合計

SUM(営業3課売上げ)(*2)

(12)

月売上げ合計

CAL(営業1課売上げ月合計+営業2課売上げ月合計+営業3課売上げ月合計)(*1)

(13)

営業1課売上げ合計

SUM(営業1課売上げ月合計)(*2)

(14)

営業2課売上げ合計

SUM(営業2課売上げ月合計)(*2)

(15)

営業3課売上げ合計

SUM(営業3課売上げ月合計)(*2)

(16)

売上げ合計

CAL(営業1課売上げ合計+営業2課売上げ合計+営業3課売上げ合計)(*1)

(17)

営業1課総売上高

TSUM(営業1課売上げ)(*3)

(18)

営業2課総売上高

TSUM(営業2課売上げ)(*3)

(19)

営業3課総売上高

TSUM(営業3課売上げ)(*3)

(20)

総売上高計算用  (*4)

CAL(営業1課総売上高+営業2課総売上高+営業3課総売上高)(*1)

*1:「CAL」は、四則演算を行う場合に指定します。

*2:「SUM」は、指定したデータ項目の値を合計する場合に指定します。

*3:「TSUM」は、指定したデータ項目の値を総合計する場合に指定します。

*4:BREAKのタイミングで集計データがクリアされないようにするため、計算用の非出力項目を定義します。

以下に、上記の(8)の項目「日売上げ合計」に対するオペランドの定義について説明します。

=操作手順=
  1. データ定義画面で、オペランドを指定するデータ項目名(日売上げ合計)を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

    ⇒データ定義の編集画面が表示されます。

  2. 一日の売上げを合計するオペランドを編集します。
    [分類]から「関数」を選択し、[演算子]の「CAL(x)」をダブルクリックします。

    ⇒[オペランド]のフィールドに、選択した演算子が入力されます。

  3. 「CAL()」の「( )」の中に、売上を加算するデータ項目名(営業1課売上げ、営業2課売上げ、営業3課売上げ)と四則演算子(+)を指定します。
    なお、データ項目名は、[データ項目名]ボタンをクリックし、データ項目名画面からを選択することもできます。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

    ⇒データ定義画面に戻ります。

  5. 同様の手順で、その他の項目のオペランドを指定します。
    指定するオペランドの詳細は、“表5.5 データ定義(オペランドの編集)”を参照してください。