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Interstage List Creator V11.0.0 リリース情報
FUJITSU Software

2.2.5 【Linux for Intel64版】の場合

ここでは、最新のList Creatorで作成した帳票を、旧バージョンのList Creatorで出力する場合の互換情報について説明します。

なお、互換情報の読み方については、以下を参照してください。

⇒“2.2.1 帳票の互換情報の読み方について

2.2.5.1 帳票を出力する場合

以下に、最新バージョンのList Creatorで作成した帳票を、旧バージョンのList Creatorで出力する場合の互換情報について説明します。

表2.5 帳票を出力する場合の互換情報(【最新バージョンで作成】→【旧バージョンで使用】)(【Linux for Intel64版】)

出力する
List Creatorのバージョン

分類

留意が必要な機能/定義情報

帳票出力する場合の互換情報

V10.0.0
以前

帳票様式定義

項目の定義が、以下のいずれかの場合

  • 項目名に以下の文字が指定されている

    • 日本語の「スラッシュ(/)」

    • 日本語の「大なり(>)」

    • 日本語の「小なり(<)」

    • 日本語の「アンダースコア(_)」

  • 数字項目で以下のいずれかに2以上の値が指定されている

    • 整数部の出力する最小桁数

    • 小数部の出力する最小桁数

出力できません。

制御脚書きパーティションのプロパティで「明細パーティションが1つの場合は出力しない」がチェックされている場合

フレームのプロパティで「パーティション罫線をフレーム枠の端まで出力する」がチェックされている場合

帳票のプロパティに「Unicodeの文字を使用する」を指定し、かつ「Unicodeの文字を使用する場合の詳細設定」画面で「オーバレイ文字」がチェックされている場合

  • 印刷

    プリンタ機種により、動作が異なります。

    印刷されない、オーバレイが重畳されない、オーバレイ文字が出力されないなどの現象が発生します。

  • PDFファイル保存

    帳票は出力されますが、オーバレイ文字は出力されません。

  • Excelファイル出力

    帳票は出力されますが、オーバレイ文字は出力されません。

数字項目、または非出力項目(項目形式が数字項目)の定義が以下の場合

  • 「丸め方法」が指定されている

  • 「データがない場合の動作」が指定されている

無効となります。

データ定義/拡張定義

以下の演算子が定義されている

  • LEN

  • LENB

  • SUM-ALL

  • NUM-ALL

  • LEFTSTR

  • LEFTBSTR

  • MIDSTR

  • MIDBSTR

  • RIGHTSTR

  • RIGHTBSTR

  • RPLSTR

  • TOSTR

  • TONUM

出力できません。

以下の段落に条件が指定されている場合

  • 制御頭書き段落(CNTL-HEAD)

  • 制御脚書き段落(CNTL-FOOT)

以下のいずれかを指定している場合

  • 集団項目に対してSET演算子を指定している場合

  • SET演算子の引数に集団項目を指定している場合

以下のいずれかとなります。

  • 出力できません。

  • SET演算子の結果は正しく出力されません。文字化けや意図した文字列が出力されないなどの現象が発生します。

SET文に集団項目を指定している場合

SET文の結果が正しく出力されません。文字化けや意図した文字列が出力されないなどの現象が発生します。

MOVE文に集団項目を指定している場合

以下のいずれかとなります。

  • 出力できません。

  • MOVE文の結果は正しく出力されません。文字化けや意図した文字列が出力されないなどの現象が発生します。

帳票業務情報

帳票業務情報のプロパティの[ファイル(TIFF)]タブで指定した情報

無効になります。

グラフ属性ファイル

以下のいずれかの文字サイズの設定をしている場合

  • タイトルエリア
    「文字列タブ」の、タイトル文字の「サイズ」

  • プロットエリア

    • 「項目軸タブ」の、項目名の「サイズ」

    • 「項目軸タブ」の、軸ラベルの「サイズ」

    • 「数値軸(メイン)タブ」の、軸ラベルの「サイズ」

    • 「数値軸(メイン)タブ」の、グリッドラベルの「サイズ」

    • 「数値軸(サブ)タブ」の、軸ラベルの「サイズ」

    • 「数値軸(サブ)タブ」の、グリッドラベルの「サイズ」

    • 「表示タブ」の、表示文字の「サイズ」

  • 系統の追加・編集
    「系統タブ」の、マーカー文字の「サイズ」

  • 凡例エリア
    「文字列タブ」の、凡例文字の「サイズ」

帳票は出力されますが、グラフの文字サイズの指定は無効(自動調整)となります。

以下のいずれかのグラフ種を使用している場合

  • 積み上げ縦棒グラフ

  • 100%積み上げ縦棒グラフ

以下のグラフ種が指定されたものとして出力されます。

  • 縦棒グラフ

V9.3.0
以前

グラフデータファイル

グラフのデータ、グラフの系統名、およびグラフの項目名を指定する形式で、グラフデータファイルを記述している場合

出力できません。

V9.1.0
以前

帳票様式定義

バーコード項目の定義が、以下のいずれかの場合

  • 以下のバーコードが定義されている

    • Intelligent Mail Barcode

    • GS1 DataBar Omnidirectional

    • GS1 DataBar Truncated

    • GS1 DataBar Stacked

    • GS1 DataBar Stacked Omnidirectional

    • GS1 DataBar Limited

    • GS1 DataBar Expanded

    • GS1 DataBar Expanded Stacked

出力できません。

矩形テキスト項目の定義が、以下のいずれかの場合

  • 項目内の「縦方向の配置」で中および下が定義されている。

  • 禁則処理で「折返し後の行頭空白抑止」が指定されている。

帳票のプロパティに「Unicodeの文字を使用する」が指定されている場合

組込みメディア項目の範囲に、グラフイメージを出力する場合

帳票業務情報

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブ、[ファイル]タブ、または[ファイル(Excel)]タブで定義されている以下の情報

  • 印刷時のバーコード補正情報設定画面の指定

  • PDFファイル保存時のバーコード補正情報設定画面の指定

  • Excelファイル出力時のバーコード補正情報設定画面の指定

無効になります。

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで定義されている以下の情報

  • 印刷属性設定画面の「出力開始時の動作モード」の「装置の設定にしたがう」の指定

以下が指定されたものとして出力されます。

  • 「出力開始時の動作モード」
    出力する