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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

12.2.2 両ノードリストア手順

両ノードをリストアする手順について説明します。

クラスタシステムを構成する各ノードでバックアップを取得した時期によって手順が異なります。

■バックアップ関連サービスでバックアップを取得した時期がノードによって異なる場合
  1. クラスタシステムを構成するすべてのノードを停止します。

  2. 片ノードをリストアし、起動します。

    リストア方法については、ニフクラの公式ドキュメントを参照してください。

  3. RMSを停止します。

    # hvshut -l
  4. もう一方のノードをリストアし、起動します。

  5. GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合は、以下の手順を実施してください。

    1. 等価性コピーのコピー元にするスライスの状態を確認します。

      等価性コピーのコピー元にするスライスがINVALID 状態の場合、スライスの状態を復旧します。

      sdxfix コマンドの-d オプションでは、等価性コピーのコピー元にするディスクを指定します。

      本手順は、どちらか一方のノードで実行します。

      # sdxfix -V -c <クラス名> -v <ボリューム名> -d <ディスク名> -x NoRdchk

      ボリュームが複数ある場合は、ボリューム数分だけ本手順を繰り返します。

      注意

      複数のボリュームが同一のネットミラーグループに属している場合、コマンドには同一の<ディスク名>を指定してください。

    2. ディスクを復旧します。

      本操作はいずれかの1ノードで実施します。

      ネットミラーグループが複数ある場合、グループ数分だけ以下のコマンドを実行してください。

      # sdxswap -O -c <クラス名> -d <コピー先にするディスク名>
      # sdxswap -I -c <クラス名> -d <コピー先にするディスク名> -e nowaitsync
  6. 手順2.でリストアしたノードでRMSを起動します。

    # hvcm -a

    GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合、延長で全面等価性コピーが実施されます。

    GUIまたはsdxinfoコマンドを使用して、等価性コピーの完了を確認してください。

  7. ワンデイスナップショット機能以外のバックアップ関連サービスを利用してサーバをリストアした場合、全ノードで“9.8.1.2 シャットダウン機構の設定”の手順3.~5.を実行します。

■両ノードともにOSを停止した状態で、両ノード同時期にバックアップ関連サービスでバックアップを取得した場合
  1. クラスタシステムを構成するすべてのノードを停止します。

  2. 両ノードをリストアし、起動します。

    リストア方法については、ニフクラの公式ドキュメントを参照してください。

  3. ワンデイスナップショット機能以外のバックアップ関連サービスを利用してサーバをリストアした場合、全ノードで“9.8.1.2 シャットダウン機構の設定”の手順3.~5.を実行します。