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Symfoware Analytics ServerV12.3.x 利用ガイド
FUJITSU Software

2.6.1 データベースの動作環境に関するパラメーター


データベースの動作環境に関する以下の設定について説明します。

エラーログの設定

WindowsWindowsの場合

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

event_source

複数のDWHサーバを利用する場合、イベントログに出力するメッセージを識別するためにメッセージにつけるイベントソース名を指定します。

デフォルトは、PostgreSQLです。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

logging_collector

DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。
サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。

log_destination

DWHサーバが出力するメッセージを画面とイベントログに出力するように、“stderr, eventlog”を指定します。

pg_ctlコマンドのreloadオプション

log_line_prefix

DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。
これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。
SQLSTATE値、出力時刻、実行したホスト、アプリケーション名、ユーザーIDを出力することができます。
詳細は、“PostgreSQL文書”の“何をログに”を参照してください。

例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db =

%d,remote = %r app = %a '

LinuxLinuxの場合

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

logging_collector

DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。
サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

syslog_ident

複数のインスタンスを利用する場合、システムログに出力するメッセージを識別するためにメッセージにつけるラベルを指定します。

pg_ctlコマンドのreloadオプション

log_destination

DWHサーバが出力するメッセージを画面とシステムログに出力するように、“stderr,syslog”を指定します。
DWHサーバのセットアップ時は“syslog”として設定されます。

log_line_prefix

DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。
これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。
SQLSTATE値、出力時刻、実行したホスト、アプリケーション名、ユーザーIDを出力することができます。
詳細は、“PostgreSQL文書”の“何をログに”を参照してください。

例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db =

%d,remote = %r app = %a '

接続に関する設定

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

listen_addresses

クライアントアプリケーションからの接続をサーバが監視する TCP/IP アドレスを指定します。
この値は、ホスト名をコンマで区切ったリストまたは数値によるIPアドレスです。*という特別なエントリーは利用可能な全てのIPインターフェースに対応します。エントリー0.0.0.0は全てのIPv4アドレスの監視をそしてエントリー::は全てのIPv6アドレスの監視を許容します。
リストが空の場合、サーバはいかなるIPインターフェースも全く監視しないで、Unixドメインソケットのみを使用して接続が行われます。

デフォルトの値はlocalhostで、ローカルなTCP/IP “loopback”接続のみ許可します。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

superuser_reserved_connections

DWHサーバを管理するために使用する接続を予約するために使用します。この値は以下の説明をもとに加算して設定します。

  • 自動バキューム機能でDWHサーバの起動中に常時使用 ... 3つ

  • バックアップやインデックス再構築などの保守のために管理者が接続 ... 1つ

  • pgAdminの動作時に使用 ... 使用するクライアントの数

デフォルト値は3です。

max_connections

DWHサーバへの同時接続数 + superuser_reserved_connectionsの値を指定します。

デフォルト値および最大値は100です。

カラムナテーブルに関する設定

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

bypass_pgexec.enable

カラムナテーブル専用のSQLエンジンを使用するかどうかを指定します。使用する場合は、trueを指定してください。

以下の値で指定します。

  • true:使用する

  • false:使用しない

デフォルト値は“false”です。
DWHサーバのセットアップ時に"true"として設定されます。

なお、使用しない設定にした場合、以下の制限があります。

  • カラムナテーブルは読み込み専用の表となります。

  • 行レベルセキュリティ機能は利用できません。

注意

このオプションの設定値によらず、カラムナテーブルをカラムナテーブルまたはカラムナビュー以外と結合したクエリを実行しないでください。

  • システム全体を有効化する場合
    symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • 接続中のコネクションのみを有効化する場合
    SET文の実行

session_preload_libraries

接続時に事前読み込みされる、1つまたは複数の共有ライブラリを指定します。

symas_login_procを指定することで、ログインプロシージャの機能を利用できます。

以下の値を指定します。

  • symas_login_proc

行レベルセキュリティ機能を利用しない場合は、コメントアウトしてください。

symasstart(システムの起動コマンド)の実行

symas_login_proc.name

ユーザーログイン時に実行するプロシージャの名前を指定します。

session_preload_librariesとsymas_login_proc.enableパラメーターを有効に設定したうえで、関数が指定されていない、または指定した関数が作成されていない場合、エラーになり、ログインできなくなります。

symasstart(システムの起動コマンド)の実行

symas_login_proc.enable

ログインプロシージャ機能を使用するかどうかを指定します。

使用しない設定にした場合は、session_preload_librariesにsymas_login_procを指定しても、ログインプロシージャは実行されません。

以下の値で指定します。

  • on:使用する

  • off:使用しない

デフォルト値は”off”です。

symasstart(システムの起動コマンド)の実行

symas_ext.strip_rtrim_fixed

pgxa_import_fixed_dataシステム関数において、SJIS固定長データをロードしたときに後方空白がトリムされます。
後方空白をトリムしない場合は、falseを指定してください。

以下の値で指定します。

  • true:後方空白がトリムされます

  • false:後方空白がトリムされません

デフォルト値は“false”です。

  • システム全体を有効化する場合
    symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • 接続中のコネクションのみを有効化する場合
    SET文の実行

bypass_pgexec.symas_compatibility

SQL関数拡充機能を有効化するかどうかを指定します。

以下の値で指定します。

  • true:使用する

  • false:使用しない

デフォルト値は"false"です。
DWHサーバのセットアップ時に"true"として設定されます。

  • システム全体を有効化する場合
    symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • 接続中のコネクションのみを有効化する場合
    SET文の実行

参照

その他のパラメーターについては、“PostgreSQL文書”の“サーバの設定”を参照してください。