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Interstage Navigator ServerV9.6.0 Navigator APIプログラマーズガイド(Visual Basic編)
FUJITSU Software

5.5.3 NaviChangeConditionDI

機能

データ項目の問い合わせ条件を変更する。

書式

[Excelを使用する場合]

NaviChangeConditionDI( ByVal hDItem As Long , rc As Long , ByVal condition As Long , ByVal key As String , ByVal search As Long , ByVal nonmatch As Long , ByVal range As Long , ByVal lcheck As Long , ByVal lvalue As String , ByVal rcheck As Long , ByVal rvalue As String , ByVal reserve As String )

[Visual Basicを使用する場合]

NaviChangeConditionDI( ByVal hDItem As Integer , ByRef rc As Integer , ByVal condition As Integer , ByVal key As String , ByVal search As Integer , ByVal nonmatch As Integer , ByVal range As Integer , ByVal lcheck As Integer , ByVal lvalue As String , ByVal rcheck As Integer , ByVal rvalue As String , ByVal reserve As String )

パラメタ

hDItem

(in)

データ項目のハンドル

rc

(out)

返却コード

  • NAVI_OK:正常終了

  • NAVI_ERROR:エラー

condition

(in)

データ項目の条件指定

  • NAVI_MATCH: 文字列を指定して一致するものを検索

  • NAVI_RANGE: 範囲を指定して一致するものを検索

  • NAVI_NULL : NULL値

  • NAVI_EXCEPTNULL: NULL値以外すべて

conditionでNAVI_MATCHが指定された場合に有効なパラメタ

key

(in)

検索する文字列

search

(in)

検索方法の指定

  • NAVI_COMPLETE: 指定された文字列と完全に一致するデータ

  • NAVI_FROMSTART: 先頭が指定された文字列と一致するデータ

  • NAVI_PARTIAL : 指定された文字列とどこかが一致するデータ

  • NAVI_FROMEND : 末尾が指定された文字列と一致するデータ

  • NAVI_LIKESEARCH : LIKE式で指定

nonmatch

(in)

一致しないデータを対象とするかどうか

  • NAVI_MATCH : 一致するデータを対象

  • NAVI_NONMATCH: 一致しないデータを対象

conditionNAVI_RANGEが指定された場合に有効なパラメタ

range

(in)

指定範囲

  • NAVI_UNDER: 範囲1(下図)

  • NAVI_BETWEEN: 範囲2(下図)

  • NAVI_OVER: 範囲3(下図)

lcheck

(in)

値A(下図)を含むか含まないか

  • NAVI_INCLUDE: 含む

  • NAVI_NOTINCLUDE: 含まない

lvalue

(in)

値A(下図)

rcheck

(in)

値B(下図)を含むか含まないか

  • NAVI_INCLUDE: 含む

  • NAVI_NOTINCLUDE: 含まない

rvalue

(in)

値B(下図)

reserve

(in)

将来拡張のために用意したパラメタ

必ず空文字列“”を指定してください

エラーの詳細コード

詳細コード

意味

NAVI_ERROR_VALUE

入力値が不正

NAVI_ERROR_NOSUPPORT

サポート外の機能範囲が指定されている

NAVI_ERROR

その他のエラー

説明

問い合わせファイルの作成時に条件フィールドに貼り付けたデータ項目の条件設定内容の変更を行います。

変更を行ったあとにNaviExecuteCatalog を呼び出して問い合わせを実行すると、変更した内容で問い合わせが行われます。

パラメタcondition のNAVI_MATCH, NAVI_RANGE, NAVI_NULLの3つは、組み合わせて指定することができます。例えば、一致するものとNULL値の場合は、NAVI_MATCH Or NAVI_NULLとなります。

データが数値型の場合、指定できる検索方法はNAVI_COMPLETEだけです。それ以外の指定はエラーとなります。

データ項目が数値型の場合も、パラメタkey は文字(数字)で指定してください。

指定例)

key=”123”;

  

パラメタkey に複数の一致キーを指定する場合、文字列をカンマで区切って指定してください。

searchにNAVI_LIKESEARCHを指定した場合は、keyに指定する「検索文字列」、および「エスケープ文字」をシングルクォーテーション(')で括ってください。

例1)検索する文字列だけを指定する場合(Aで始まりCで終わる文字列を検索する)

key=”’A%C’”;

  

例2)エスケープ句を使用する場合(文字列A%Cを検索する)

key= “’A&%C’ ESCAPE ‘&’”;

  

パラメタrange のNAVI_UNDER とNAVI_OVERは、NAVI_OVER Or NAVI_UNDER のように、組み合わせて指定することができます。

データ項目のハンドルはNaviGetDataItem で取得してください。それ以外の不正なハンドルを使用した場合、アプリケーションは予期しない振る舞いをします。

エラーが発生した時に、エラーの詳細コードを取得したい場合は、エラー詳細コード取得関数NaviGetErrorCode を呼び出してください。また、Navigatorサーバ、またはNavigator APIが出力したエラーメッセージを参照したい場合は、エラーメッセージ取得関数NaviGetErrorMessage を呼び出してください。

『CSVファイル利用時の注意事項』

CSVファイルのデータに対して、以下のどれかの条件を満たす指定をしたときにエラーとなります。詳細コードには、NAVI_ERROR_NOSUPPORTが返却されます。