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Interstage Navigator ServerV9.6.0 Navigator APIプログラマーズガイド(Visual Basic編)
FUJITSU Software

5.3.11 NaviSaveData

機能

問い合わせ結果をOAアプリケーションの形式で保存する。

書式

[Excelを使用する場合]

NaviSaveData( ByVal hCatalog As Long , rc As Long , ByVal file As String , ByVal type As Long , ByVal repeat As Long )

[Visual Basicを使用する場合]

NaviSaveData( ByVal hCatalog As Integer , ByRef rc As Integer , ByVal file As String , ByVal type As Integer , ByVal repeat As Integer )

パラメタ

hCatalog

(in)

問い合わせファイルのハンドル

rc

(out)

返却コード

  • NAVI_OK:正常終了

  • NAVI_ERROR:エラー

file

(in)

ファイル名

type

(in)

ファイル形式

  • NAVI_XLSX: Excel 形式

  • NAVI_XLS : Excel 97-2003 形式

  • NAVI_CSV : カンマ区切り形式

  • NAVI_TXT : タブ区切りテキスト

  • NAVI_FTXT: 罫線付きテキスト

  • NAVI_HTML: HTML形式

空白サプレス

  • NAVI_BLANK_NOSUPPRESS : データの後ろにある空白を取り除かない(省略時)

  • NAVI_BLANK_SUPPRESS : データの後ろにある空白を取り除く

複数のレポートをもつ問い合わせの集計結果の出力方法

  • NAVI_MULTI_NOUNITED: 複数のレポートをもつ問い合わせの集計結果に対してアクティブなページの集計結果のみ出力する(省略時)

  • NAVI_MULTI_UNITED : 複数のレポートをもつ問い合わせの集計結果に対して、すべてのページの集計結果を結合して出力する。

表題の出力

  • NAVI_HEADER_OUTPUT : 表題を出力する

  • NAVI_HEADER_NOOUTPUT: 表題を出力しない (省略時)

脚注の出力

  • NAVI_FOOTER_OUTPUT: 脚注を出力する

  • NAVI_FOOTER_NOOUTPUT: 脚注を出力しない (省略時)

repeat

(in)

無条件にカテゴリを繰り返すかどうか

  • NAVI_SIDE_REPEAT: 表側のカテゴリだけ無条件に繰り返す

  • NAVI_HEAD_REPEAT: 表頭のカテゴリだけ無条件に繰り返す

  • NAVI_REPEAT : 表側・表頭のカテゴリを無条件に繰り返す

  • NAVI_NONREPEAT : カテゴリを繰り返さない

  • NAVI_NOCHANGE : 集計時の設定のまま変えない

エラーの詳細コード

詳細コード

意味

NAVI_ERROR_EXECUTE

問い合わせファイルが実行されていない

NAVI_ERROR_SAVEDATA

問い合わせ結果の保存に失敗

NAVI_ERROR

その他のエラー

説明

問い合わせの結果をパラメタtype で指定した形式でファイルに保存します。

Excelで保存する場合、「xlsx」形式で保存します。また、扱えるデータは、1048576行、16384列まで、1つのセルで扱える文字は32767文字です。

Excel 97-2003 形式で保存する場合、「xls」形式で保存します。また、扱えるデータは、65536行、256列まで、1つのセルで扱える文字は256文字です。これを越えるデータの場合は、Excel形式で保存してください。

パラメタtypeの空白サプレス"NAVI_BLANK_SUPPRES"は、ファイル形式の"NAVI_WK3/NAVI_CSV/NAVI_TXT"と、Orで組み合わせることによってデータの空白部分を取り除きます。なお、"NAVI_XLSX/NAVI_FTXT/NAVI_HTML"との組み合わせは無効になります。

問い合わせが複数のレポートを持っている場合、パラメタtype の"NAVI_MULTI_UNITED"は、ファイル形式の"NAVI_XLS"とOr で組み合わせることによって、すべてのページの問い合わせ結果を結合して出力します。なお、"NAVI_XLS"以外のファイル形式との組み合わせは無効になります。

パラメタtype の"NAVI_HEADER_OUTPUT"は、ファイル形式の"NAVI_XLSX/NAVI_FTXT/NAVI_HTML"とOrで組み合わせることによって、問い合わせ結果に表題を付加して出力します。なお、"NAVI_WK3/NAVI_CSV/NAVI_TXT"との組み合わせは無効になります。

パラメタtype の"NAVI_FOOTER_OUTPUT"は、ファイル形式の"NAVI_XLSX/NAVI_FTXT/NAVI_HTML"とOrで組み合わせることによって、問い合わせ結果に脚注を付加して出力します。なお、"NAVI_WK3/NAVI_CSV/NAVI_TXT"との組み合わせは無効になります。

複数のレポートを持つ問い合わせに対して、結合して出力する指定をしない場合は、アクティブなページの問い合わせ結果が出力されます。ページをアクティブにするにはNaviSetActiveDocPage を用いてください。

パラメタrepeat に指定した内容によって、次のような結果が保存されます。(表側の例)

無条件でカテゴリを繰り返す場合

地域(東・西)

県名

  

東日本

青森

………………・

東日本

岩手

………………・

東日本

秋田

………………・

東日本

福島

………………・

カテゴリを繰り返さない場合

地域(東・西)

県名

  

東日本

青森

………………・

岩手

………………・

秋田

………………・

福島

………………・

問い合わせファイルが実行されていない場合、本関数はエラーとなります。

NaviDownLoadData で問い合わせ結果をダウンロードした場合は、本関数を呼び出す前にNaviTerminateDL を呼び出してダウンロードを終了してください。NaviTerminateDL を呼び出す前に本関数を呼び出した場合は、問い合わせ結果はファイルに保存されません。

問い合わせファイルのハンドルはNaviOpenCatalog から返却されたものを使用してください。それ以外の不正なハンドルを使用した場合、アプリケーションは予期しない振る舞いをします。

エラーが発生した時に、エラーの詳細コードを取得したい場合は、エラー詳細コード取得関数NaviGetErrorCode を呼び出してください。また、Navigatorサーバ、またはNavigator APIが出力したエラーメッセージを参照したい場合は、エラーメッセージ取得関数NaviGetErrorMessage を呼び出してください。