以下のzipファイルを、運用管理サーバの任意のフォルダ(以降、$TPF_DIR)に展開します。
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\etc\pkg\MpSttr_win_x64_v17.zip
$INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
注意
展開するディレクトリパスは、32文字までの英数字のディレクトリにしてください。
すでにSNMPトラップ転送プログラムが設定されている環境にSNMPトラップ転送プログラムを再設定する場合は、必ず、「H.2 設定解除手順(Microsoft Windows Server 2016以降の環境の場合)」を実施してSNMPトラップ転送プログラムの設定を一旦解除してから、再設定してください。設定を解除せずに再設定すると、正常なポートにSNMPトラップを転送できなくなる場合があります。
トラップを受信するすべてのアプリケーション(ETERNUS SF Managerを含む)を停止します。
ETERNUS SF Managerを停止します。
停止方法は、『Storage Cruiser 運用ガイド』の「マネージャーの起動と停止」を参照してください。また、SNMPトラップ監視サービス/デーモンも停止してください。
Systemwalker Centric Managerが同居する場合は、pcentricmgrコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを停止します。コマンドの詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンを使用するアプリケーションが同居する場合は、OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンを使用するアプリケーションを停止します。停止方法は、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。
また、OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンも停止してください。
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\servicesファイルを編集して、SNMPトラップを利用するアプリケーションで使用するポート番号を変更します。
ETERNUS SF Managerで使用するポート番号を変更します。
以下の行のポート番号を、変更したいポート番号に編集します。
この行が記載されていない場合は、行ごと追加してください。
escwksttr-trap 28162/udp
SNMPトラップ転送定義ファイルに、SNMPトラップ転送プログラムがSNMPトラップを転送するポート番号を定義します。定義方法は、「H.5.1 SNMPトラップ転送定義ファイル」を参照してください。
ETERNUS SF Managerは、"28162"を指定してください。
Systemwalker Centric Managerが同居する場合は、"49162"を指定してください。
OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンを使用するアプリケーションが同居する場合は、"5972"を指定してください。
システム管理者権限でMpSttrSetコマンドを実行して、SNMPトラップ転送プログラムを設定します。
> $TPF_DIR\MpSttr\bin\MpSttrSet.exe setup
システム管理者権限でMpSttrCtrlコマンドを実行して、SNMPトラップ転送プログラムを起動します。
> $TPF_DIR\MpSttr\bin\MpSttrCtrl.exe start
注意
SNMPトラップ転送プログラムの設定手順を実施すると、OS起動時に自動的にSNMPトラップ転送プログラムが起動されます。
Systemwalker Centric ManagerのSNMPトラップ受信ポートを"49162/udp"から変更する場合は、以下の手順を実施してください。
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\servicesファイルを開きます。
記載されている以下の行のポート番号を変更したいポート番号に編集します。この行が記載されていない場合は、行ごと追加してください。
mpwksttr-trap xxxxxx/udp
運用中にSNMPトラップ転送定義ファイルを編集する場合は、ファイルを編集したあと、必ず、システム管理者権限でMpSttrCtrlコマンドを実行してSNMPトラップ転送プログラムを再起動してください。
SNMPトラップ転送プログラム起動後にローカルIPアドレスを追加する場合は、追加するローカルIPアドレスをSNMPトラップ転送ローカルIPアドレス定義ファイルに定義してください。定義方法は、「H.5.2 SNMPトラップ転送ローカルIPアドレス定義ファイル」を参照してください。
運用中にSNMPトラップ転送ローカルIPアドレス定義ファイルを編集する場合は、ファイルを編集したあと、必ず、システム管理者権限でMpSttrCtrlコマンドを実行してSNMPトラップ転送プログラムを再起動してください。
トラップを受信するすべてのアプリケーション(ETERNUS SF Managerを含む)を起動します。
ETERNUS SF Managerを起動します。
起動方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「マネージャーの起動と停止」を参照してください。また、SNMPトラップ監視サービス/デーモンも起動してください。
Systemwalker Centric Managerが同居する場合は、scentricmgrコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを起動します。コマンドの詳細は、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンを使用するアプリケーションが同居する場合は、OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンを使用するアプリケーションを起動します。起動方法は、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。
また、OS標準のSNMPトラップサービス/デーモンも起動してください。