ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。
ディレクトリ名称 | 必要量 | 説明 |
---|---|---|
環境設定ディレクトリ | a + b | a:リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。 b: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。 |
作業用ディレクトリ | c + 20(注1) | c: 性能管理実施時に必要です。詳細は「性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。 |
ディレクトリ名称 | 必要量 | 説明 |
---|---|---|
/etc/opt/FJSVswstf | a | a: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。 |
/var/opt/FJSVssmgr | b | b: 性能管理実施時に必要です。詳細は「性能管理実施時に必要な容量」を参照してください。 |
/var/opt/FJSVesfcm | c | c: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。 |
/var/opt/FJSVesflm | 20 | ライセンス管理機能に必要な容量です。 |
性能管理を実施する場合は、「表2.10 性能管理に必要なディスク容量」に記載されている容量を追加してください。
ポイント
確保LU数は、性能管理がストレージ装置に対して性能情報を確保する「実LU数」です。
例えば、LU#15からLU#200まで確保指示があった場合の「実LU数」は、LU#0からLU#255までの256個となります。これは、性能管理がストレージ装置に対して64LU単位で性能情報を確保するためです。
確保RAIDグループ数は、以下のRAIDグループ数の総和です。
確保LUが存在しているRAIDグループの数
確保LUが存在しているシン・プロビジョニングプールを構成しているRAIDグループの数
確保LUが存在しているTierプールを構成しているRAIDグループの数
装置 | ディスク所要量(単位: MB) |
---|---|
ETERNUS DX60 S5 | 5600 |
ETERNUS DX100 S5 | 18000 |
ETERNUS DX200 S5 |
|
ETERNUS DX60 S4/S3 | 8 × (475 + (1.2 + 0.7 × 搭載DE数 + 0.4 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数)) × 1440 + (290 × 搭載DE数) + (76 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数))) / 1024 + 2.25 |
ETERNUS DX100 S4/S3 | 8 × (774 + (2.2 + 0.7 × 搭載DE数 + 0.2 × NASボリューム数 + 0.4 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数)) × 1440 + (290 × 搭載DE数) + (38 × NASボリューム数) + (76 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数))) / 1024 + 2.25 |
ETERNUS DX60 S2 | 8 × (240 + (1.2 + 0.3 × 搭載DE数 + 0.3 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数)) × 1440 + (95 × 搭載DE数) + (50 × (確保LU数 + 確保RAIDグループ数))) / 1024 + 2.61 |
注: 装置のDeduplication/Compressionを有効にして運用する場合は、計算式で算出した容量に170MBを追加する必要があります。
容量(MB) = 400 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) × ユーザー数 / 500
サーバ数: 管理対象サーバの台数
スイッチ数: 管理対象のスイッチの台数
装置数: 管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数
ディスク数: 管理対象のディスク総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和)
RAIDグループ数: 管理対象のRAIDグループ総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するRAIDグループ数の総和)
ボリューム数: 管理対象のボリューム総数(管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに作成するボリューム数の総和)
ユーザー数: Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)
ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリー追加が必要です。
ストレージ自動階層制御を使用しない場合
4.1GB
ストレージ自動階層制御を使用する場合
6.2GB
ETERNUS SF Managerの管理可能な環境は、「付録E 管理可能な環境の上限」を参照してください。
注意
スワップを設定してください。容量は、オペレーティングシステムの推奨する値を設定してください。