条件式は、パス式で指定した要素ノードの値またはテキスト式で指定したテキストノードの値とキーワードを比較する場合に使用します。また、属性式で指定した属性のノードの値とキーワードを比較する場合にも使用します。
条件式の定義を以下の図に示します。
図B.7 条件式の定義
条件式は、パス式、テキスト式または属性式、比較演算子およびキーワードから成り立ちます。
パターンおよび文字列は、二重引用符(")または引用符(')で囲みます。二重引用符(")と引用符(')は混在して使用できません。
以下に条件式で定義する項目について説明します。
パス式は、XML文書中の要素ノードの位置を識別するものです。
比較対象となるXML文書中の要素ノードを指定します。
パス式の詳細な書式は、“B.2.1 パス式”を参照してください。
キーワードにパターンを指定したときのみ、パス式の最後にパス演算子“//”を指定できます。パス式の最後にパス演算子“//”を指定すると、パス式の指す要素ノード配下のすべての要素ノードを意味します。
キーワードにパターンを指定したときのみ、パス式の最後にパス要素“*”を指定できます。
テキスト式はXML文書中の要素ノード直下のテキストノードの値(文字列)を指すための記述です。比較対象となるXML文書中の要素ノード直下のテキストノードを指定します。テキスト式の詳細な書式は、“B.2.2 テキスト式”を参照してください。
キーワードにパターンを指定したときのみ、パス式の最後にパス演算子“//”を指定できます。パス式の最後にパス演算子“//”を指定すると、パス式の指す要素ノード配下のすべての要素ノードを意味します。
キーワードにパターンを指定したときのみ、パス式の最後にパス要素“*”を指定できます。
注意
条件式に、パス式が同じテキスト式を指定すると、同じ結果が返却されます。
条件式の例を以下に示します。
パス式 :/root/company/name='Yamada'
テキスト式:/root/company/name/text()='Yamada'
結果:上記は同じ結果が返却されます。
属性式はXML文書中の特定の属性ノードの値を示すための記述です。比較対象となるXML文書中の特定の属性ノードの値を指定します。属性式の詳細な書式は、“B.2.3 属性式”を参照してください。
キーワードにパターンを指定したときのみ、属性式で指定する属性名に“*”を指定できます。