date_to_string関数は、項目参照の値または日付リテラルを日付型とみなし、指定されたフォーマットで文字列を返却します。指定するデータは、標準日付形式である必要があります。
date_to_string関数の書式を以下の図に示します。
図4.17 date_to_string関数の書式
日時変換書式は、以下の文字列とセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。書式要素は、1つ以上指定してください。
カテゴリ | 書式要素 | 変換後の長さ | 変換後の範囲 | 備考 |
---|---|---|---|---|
年 | YY | 2文字(固定) | 00~99 | 西暦の下2桁が出力されます。 |
YYYY | 4文字(固定) | 0001~9999 | ||
月 | MM | 2文字(固定) | 01~12 | |
M | 可変 | 1~12 | 先頭に0を付加しません。 | |
MONTH | 可変 | JANUARY,FEBRUARY,MARCH,APRIL,MAY, | ||
Month | 可変 | January,February,March,April,May, | ||
MON | 3文字(固定) | JAN,FEB,MAR,APR,MAY,JUN,JUL,AUG, | ||
Mon | 3文字(固定) | Jan,Feb,Mar,Apr,May,Jun,Jul,Aug, | ||
日 | DD | 2文字(固定) | 01~31 | |
D | 可変 | 1~31 | 先頭に0を付加しません | |
曜日 | DAY | 可変 | SUNDAY,MONDAY,TUESDAY,WEDNESDAY, | 年月日から自動的に設定されます。 |
Day | 可変 | Sunday,Monday,Tuesday,Wednesday, | 年月日から自動的に設定されます。 | |
DY | 3文字(固定) | SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT | 年月日から自動的に設定されます。 | |
Dy | 3文字(固定) | Sun,Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat | 年月日から自動的に設定されます。 |
名称 | 文字 |
---|---|
半角空白 | |
コロン | : |
ピリオド | . |
カンマ | , |
スラッシュ | / |
ハイフン | - |
セパレータ文字指定無し |
注意
本関数に時、分および秒は指定できません。
セパレータ文字以外で、同じカテゴリの書式要素を複数指定できません。(例:YY-YY-MM)
セパレータ文字は、連続して指定できません。(例:YY--MM--DD)
セパレータ文字を、先頭または末尾に指定できません。(例:-YY-MM-DD)
日時変換書式には、書式要素を1つ以上指定してください。セパレータ文字だけを指定することはできません。(例:///)
曜日は、グレゴリオ暦(1582/10/15~)を基に算出されます。それ以前から使用されていたユリウス暦の範囲では、正確な曜日となりません。
参照
項目参照については、“3.1.9 項目参照”を参照してください。
日付リテラルについては、“3.1.6 リテラル”を参照してください。
変換が正常に動作した場合は、文字列型を返します。項目参照の値が空の場合は空を返します。
$出勤日が“2010-04-01”の場合
date_to_string($出勤日, "MM/DD Dy")
文字列として、“04/01 Thu”を出力します。