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Big Data Integration ServerV1.4.0 利用ガイド
FUJITSU Software

5.1.3 EDI連携機能のセットアップ

EDI連携機能を使用する場合、以下の作業を実施します。

5.1.3.1 事前準備

EDI連携機能をセットアップするための事前作業について説明します。

本セットアップの前には、以下が実施済みである必要があります。

なお、アクセスルール設定支援機能の「アクセスルールを編集する画面」とその機能を構成するJSON Editorは、本項のセットアップを実施することで利用可能となります。事前に実施する作業は必要ありません。

5.1.3.2 テーブルの作成

データベースソフトウェアのセットアップで作成したEDI連携機能用のデータベース内で以下のテーブルを作成します。

jigyoshoテーブル

概要

事業所情報を格納するテーブル

用途

コード変換定義作成支援機能を利用する際に使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

jigyosho

gBizINFO

varchar

13

社名

varchar

100

gBizINFO住所

varchar

100

本社住所

varchar

100

国名コード

varchar

2

JIS都道府県コード

varchar

2

JIS市区町村コード

varchar

3

郵便番号

varchar

7

郵便番号コード

varchar

23

電話番号

varchar

20

基本GLN(本社代表)

varchar

13

適用開始日

varchar

8

適用終了日

varchar

8

hinmeiテーブル

概要

品名情報を格納するテーブル

用途

コード変換定義作成支援機能を利用する際に使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

hinmei

GTIN

varchar

14

shisanテーブル

概要

資産情報を格納するテーブル

用途

コード変換定義作成支援機能を利用する際に使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

shisan

GRAI

varchar

14

sharyoテーブル

概要

車両情報を格納するテーブル

用途

コード変換定義作成支援機能を利用する際に使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

sharyo

自動車登録番号

varchar

9

ticket_dataテーブル

概要

データのメタデータを格納するテーブル

用途
  • データアップロードAPIでメタデータを登録します。

  • データ検索APIで条件に一致したデータを取得する際に使用します。

  • データダウンロードAPIで取得済フラグを更新します。

  • データの有効期限が切れた際にデータを物理削除します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

ticket_data

ticket_id

varchar

20

数字20桁のランダムな文字列です。
10の20乗だけIDを作成可能となります。

data_type

char

2

データタイプを保持します。

  • 10:出荷予定データ

  • 20:出荷確定データ

src_location_code

varchar

13

GLNを保持します。
GLN:国際標準の企業、事業所コード

dst_location_code

varchar

13

GLNを保持します。
GLN:国際標準の企業、事業所コード

get_status

char

2

取得済フラグです。

  • 0:未取得(デフォルト値)

  • 1:取得済

upload_status

boolean

1

アップロード完了フラグです。

  • false:未アップロード

  • true:アップロード済

registration_date

timestamp

8

データの格納日を以下の形式で保持します。
YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSSS

ポイント

ticket_dataテーブルで更新されるカラムは、取得済フラグとアップロード完了フラグです。

  • 取得済フラグは、データダウンロードAPIで更新

  • アップロード完了フラグは、データアップロードAPIで更新

location_code_masterテーブル

概要

メタデータの発送元拠点コード、発送先拠点コードの拠点コードが格納されたマスタテーブル

用途

データ格納準備APIで拠点コードのデータチェックを行う際に使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

location_code_master

location_code

varchar

13

GLNを保持します。
GLN:国際標準の企業、事業所コード

location_name

varchar

256

拠点名を保持します。

registration_date

timestamp

8

データの格納日を以下の形式で保持します。
YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSSS

ポイント

location_code_masterテーブルは運用上、更新される想定はありません。システム管理者がデータを登録します。

search_param_masterテーブル

概要

検索用データのマスタテーブル

用途

検索用パラメータ定義更新APIで使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

search_param_master

data_type

varchar

20

search_column_name

varchar

16

parameter_name

varchar

64

update_date

timestamp

8

データの格納日を以下の形式で保持します。
YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSSS

ポイント

search_param_masterテーブルは、事前にシステム管理者がデータを登録します。

search_dataテーブル

概要

データの検索用データを格納するテーブル

用途

データ格納準備APIでsearch_itemsの指定があった場合に使用します。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

search_data

ticket_id

varchar

20

伝票データテーブルの伝表データIDと多対1の関係にあります。

search_no

int

伝票データIDごとに0からの連番の数字

data_type

varchar

20

標準メッセージレイアウトの情報区分コード

search_param_1

varchar

128

検索値が登録されます。



search_param_20

varchar

128

ticket_data_ownerテーブル

概要

データの所有者を格納するテーブル

用途

データ格納準備APIで伝票データテーブルのメタデータの登録時に登録されます。

構成

テーブル名

カラム名

データ型

サイズ(バイト)

プライマリーキー

外部キー

備考

ticket_data_owner

ticket_id

varchar

20

伝票データテーブルの伝票データIDと1対1の関係にあります。

owner_id

varchar

230

認証許可エンドポイントのオーナー情報

5.1.3.3 コード変換定義作成支援機能で使用するテーブルの日本語変換ファイルを作成

EDI連携機能用のデータベース内で作成した「コード変換定義作成支援機能で使用するテーブル」の日本語変換ファイルを作成します。

テーブル名日本語変換ファイル

以下の記述形式に従ってCSVファイル「table_name_JP.csv」を任意の場所に作成します。

データベース内でのテーブル名1,コード変換定義作成支援機能の画面上で表示させたい名称1
データベース内でのテーブル名2,コード変換定義作成支援機能の画面上で表示させたい名称2
カラム名日本語変換ファイル

以下の記述形式に従ってCSVファイル「<データベース内でのテーブル名>_JP.csv」を任意の場所に作成します。

データベース内でのカラム名1,コード変換定義作成支援機能の画面上で表示させたい名称1
データベース内でのカラム名2,コード変換定義作成支援機能の画面上で表示させたい名称2

ポイント

日本語変換ファイルを作成しない場合、“5.1.3.2 テーブルの作成”で作成した「テーブル名」と「カラム名」がそのままコード変換定義作成支援機能の画面に表示されます。

5.1.3.4 セットアップツールの実行

EDI連携機能をセットアップする場合、マスタサーバ(プライマリ)において以下を実施します。

  1. インベントリファイルの編集

    セットアップツール対象のサーバ情報および設定値を記載するために、インベントリファイルに「EDI連携機能のセットアップ」の項目を追加します。
    詳細については、“D.2 インベントリファイル(hosts)”の“EDI連携機能”を参照してください。

  2. セットアップツールの実行

    マスタサーバ(プライマリ)において、構築する機能を指定してbsb_syssetupコマンドを実行します。

    # /var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptool/bin/bsb_syssetup -m edi_cooperation <Enter>

    bsb_syssetupコマンドに詳細については、“F.6 bsb_syssetup”を参照してください。

    セットアップ時にエラーが発生した場合は、“エラー発生時のリカバリー”を参照してください。

  3. インベントリファイルの再編集

    セットアップツール実行後は、インベントリファイルに記入したユーザー名/パスワード情報を削除します。詳細については、“D.2 インベントリファイル(hosts)”の“EDI連携機能”を参照してください。