以下の手順で配信操作画面のGlassFish Serverクラスターの作成を行います。
手順1:web.xmlファイルの修正
以下のファイルを修正します。
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\gui\app\WEB-INF\web.xml
<param-name> app.pathの<param-value>に、List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\guiを絶対パスで指定します。
記述例
・ ・ <param-name>app.path</param-name> <param-value>C:¥ListWORKS¥Distribute¥manager¥gui</param-value> ・ ・
注意
web.xmlはUTF-8で記述されていることを確認してください。web.xmlがUTF-8で記述されていない場合、GlassFish Serverクラスターの起動でエラーになります。
特に、タグの内容やコメントに日本語の文字列を使用する場合は注意が必要です。
手順2:WAR(Web Archive)ファイルの作成
jarコマンドを使用し、配信操作画面用のWARファイルを作成します。
アーカイブファイル名 :List Worksインストール先フォルダ\Distribute\manager\gui\listdistributor.war アーカイブ対象のフォルダパス :List Worksインストール先フォルダ\Distribute\manager\gui\app .
List Worksのインストール先フォルダが「C:\ListWORKS」で、配信操作画面用のWARファイルを「C:\ListWORKS\Distribute\manager\gui」に作成する場合の例を以下に示します。
jar -cvf C:\ListWORKS\Distribute\manager\gui\listdistributor.war -C C:\ListWORKS\Distribute\manager\gui\app .
手順3:GlassFish Server管理コンソールの起動
以下の手順で、GlassFish Server管理コンソールを起動します。
Web ブラウザで、以下に示すURL を指定し、GlassFish Server管理コンソールのログイン画面を表示します。
https://hostname:port/
List Worksサーバ(配信管理サーバがインストールされているサーバ)のホスト名を指定します。
GlassFish Server管理コンソールのポート番号を指定します。デフォルトは12041です。
注意
SSL暗号化通信を使用しない設定を行った場合は、「https」の部分を「http」に置き換えて指定してください。
GlassFish Server管理コンソールを使用するうえでの留意事項については、“付録I GlassFish Server管理コンソールを使用するうえでの留意事項”を参照してください。 |
管理者権限を持つユーザIDとパスワードを指定し、【ログイン】ボタンをクリックします。
→GlassFish Server管理コンソールの画面が表示されます。
手順4:GlassFish Serverクラスターの作成
GlassFish Server管理コンソールで、配信操作画面のWebアプリケーションを配備するGlassFish Serverクラスターを作成します。
手順は以下のとおりです。
GlassFish Server管理コンソールの左側のツリー画面で、【共通タスク】の【クラスタ】をクリックします。
【クラスタ】画面の【新規】ボタンをクリックします。
GlassFish Serverクラスターの名前を指定します。【新しいクラスタ】画面の「クラスタ名」エディットボックスに、「LWDST_MGUI」を指定してください。
注意
クラスタ名に「LWDST_MGUI」以外は、指定しないでください。
「作成するサーバーインスタンス」の「インスタンス名」エディットボックスに、「lwdst_mgui」を指定してください。
注意
インスタンス名に「lwdst_mgui」以外は、指定しないでください。
【OK】ボタンをクリックします。
→「LWDST_MGUI」GlassFish Serverクラスターが作成されます。
手順5:GlassFish Serverクラスターの設定
GlassFish Server管理コンソールで、作成した「LWDST_MGUI」GlassFish Serverクラスターを設定します。
手順は以下のとおりです。
GlassFish Server管理コンソールの左側のツリー画面で、【共通タスク】の【設定】をクリックします。
【LWDST_MGUI-config】をクリックします。
【設定】画面の【JVM設定】をクリックします。
【パス設定】タブをクリックします。
クラスパスを指定します。「クラスパスのサフィックス」エディットボックスに、以下のパスを絶対パスで指定します。各クラスパスを指定するときは、行の最後で改行してください。
Symfowareの場合
接続する配信データベースに対応するJDBCアーカイブファイル(fjsymjdbc4.jar)を絶対パスで指定します。
例) C:\SFW\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar
Oracleの場合
接続する配信データベースに対応するJDK8用のクラスおよびNLSクラスのJDBCアーカイブファイルを絶対パスで指定します。指定するJDBCアーカイブファイルについての詳細は、“Oracleの場合に使用するJDK/JDBCアーカイブファイルについて”を参照してください。
例) C:\app\username\product\12.2.0\dbhome_1\jdbc\lib\ojdbc8.jar C:\app\username\product\12.2.0\dbhome_1\jlib\orai18n.jar
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\classes\lwdstapi.jar
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\classes\lwdstmgr.jar
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\classes\lwdstcif.jar
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\classes\lwdstgui.jar
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\conf
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\gui\property
List Worksのインストール先フォルダ\classes\framework.jar
List Worksのインストール先フォルダ\classes\lwcommon.jar
List Worksのインストール先フォルダ\classes\lwgwbase.jar
List Worksのインストール先フォルダ\classes\lwtrace.jar
List Worksのインストール先フォルダ\classes\lwdstutil.jar
Oracleの場合は、OCIライブラリの格納先を指定します。
「パス」エディットボックスに、「Oracleホーム・ディレクトリ¥bin」を絶対パスで指定します。
例) C¥:app¥username¥product¥12.2.0¥dbhome_1¥bin
一度、【保存】ボタンをクリックします。
続けて、【JVMオプション】タブをクリックします。
【JavaVMオプションの追加】ボタンをクリックし、以下を1つずつ追加します。
-Xms32m
-DWORK_UNIT_TYPE=GUI
【保存】ボタンをクリックします。
→「LWDST_MGUI」GlassFish Serverクラスターが設定されます。
手順6:Webアプリケーションの配備
GlassFish Server管理コンソールで、Webアプリケーションを配備します。
手順は以下のとおりです。
GlassFish Server管理コンソールの左側のツリー画面で、【共通タスク】の【クラスタ】をクリックします。
【LWDST_MGUI】をクリックします。
【アプリケーション】タブをクリックします。
【アプリケーション】画面の【配備】ボタンをクリックします。
【アプリケーションまたはモジュールの配備】画面の「サーバーにアップロードするパッケージファイルを指定する」の【参照】ボタンをクリックし、“手順2:WAR(Web Archive)ファイルの作成”で作成したWARファイルのパスを指定します。
コンテキストルート、アプリケーション名に、「listdistributor」が指定されていることを確認します。
注意
コンテキストルート、Webアプリケーション名は、「listdistributor」以外に変更しないでください。
【OK】ボタンをクリックします。
→Web アプリケーションが配備されます。