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Interstage List Works V11.0.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

3.9 GlassFish Serverクラスターの作成

配信管理サーバに、以下のGlassFish Serverクラスターを作成します。

参考

上記3種類のGlassFish Serverクラスターは、サンプルスクリプト(createCL.bat)を利用して作成することができます。


サンプルスクリプトの格納場所

List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\setup\samples

  • createCL.bat (GlassFish Serverクラスター作成スクリプト)

  • deleteCL.bat (GlassFish Serverクラスター削除スクリプト)


サンプルスクリプトを利用したGlassFish Serverクラスター作成手順を以下に示します。
なお、サンプルスクリプトでは、Webサーバの再起動を行います。

  1. サンプルスクリプトの変更

    以下の場合、GlassFish Serverクラスター作成用のサンプルスクリプト(createCL.bat)を開き、内容を変更して保存します。

    • List Worksに同梱されているSymfowareを使用し、Symfowareのインストール先を変更している場合

    • 製品版のSymfowareを利用する場合

    • Oracleを利用する場合


    Symfowareの場合

    JDBCドライバの絶対パスを変更します。

    項目

    編集内容

    編集箇所(太字下線の部分)

    JDBCドライバのパス

    接続する配信データベースに対応するJDBCアーカイブファイルを絶対パスで指定します。

    set JDBCCLASSPATH=C:\SFW\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar


    Oracleの場合

    JDBCドライバのパスおよび、OCIのライブラリの格納先を変更します。

    項目

    編集内容

    編集箇所(太字下線の部分)

    • JDBCドライバのパス

    接続する配信データベースに対応するJDK8用のクラスおよびNLSクラスのJDBCアーカイブファイルを絶対パスで指定します。

    指定するJDBCアーカイブファイルについての詳細は、“Oracleの場合に使用するJDK/JDBCアーカイブファイルについて”を参照してください。

    複数のファイルを指定する場合は、半角セミコロン「;」で区切ります。

    set JDBCCLASSPATH=C:¥app¥username¥product¥12.2.0¥dbhome_1\jdbc\lib\ojdbc8.jar;C:¥app¥username¥product¥12.2.0¥dbhome_1\jlib\orai18n.jar

    OCIのライブラリの格納先

    OCIのライブラリが格納されている「Oracleホーム・ディレクトリ¥bin」を絶対パスで指定します。

    set OCIPATH=C:¥app¥username¥product¥12.2.0¥dbhome_1¥bin


  2. サンプルスクリプトの実行

    コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動し、管理者権限に昇格させたコマンドプロンプトでサンプルスクリプトを実行します。

    スクリプトの引数には、以下を指定してください。なお、[]は指定を省略できることを示します。

    -u 管理ユーザーID

    -w 管理者パスワード

    [-p 運用管理用HTTPリスナーポート番号]

    省略時は「12041」になります。

    [-n GlassFish Serverクラスター名(MREG | MGUI | MWTR)]

    省略時はすべてのGlassFish Serverクラスターが作成されます。

    管理ユーザーID、管理者パスワード、運用管理用HTTPリスナーポート番号は、Interstage Application Serverのインストール時に、以下の画面で設定した値を指定してください。

    • GlassFish 5の認証情報の設定

    • GlassFish 5のポート番号の設定

    以下の場合の実行例です。

    • 管理ユーザーID:admin

    • 管理者パスワード:adminPWD

    • 運用管理用HTTPリスナーポート番号:12041(省略値)

    • 作成するGlassFish Serverクラスター:すべて

      C:\ListWORKS\Distribute\manager\setup\samples> createCL.bat -u admin -w adminPWD
  3. Webサーバの再起動の確認

    コマンドプロンプトにWebサーバの再起動を確認する以下のメッセージが表示されます。

    配信管理サーバのGlassFish Serverクラスターの作成処理を実行すると、Webサーバが再起動されます。
    処理を実施してもよろしいですか(y/n)

    問題がなければ「y」を入力してください。GlassFish Serverクラスター作成スクリプトの処理が続行されます。
    問題があれば「n」を入力してください。GlassFish Serverクラスター作成スクリプトの処理が中断されます。
    「y」または「n」以外の文字列を入力すると、再度確認メッセージが表示されます。

  4. 実行結果の確認

    コマンドプロンプトに以下が表示され、GlassFish Serverクラスターが正常に作成されたことを確認します。

    GlassFish Serverクラスターの作成手順が完了しました。

    なお、以下のエラーメッセージが表示された場合は、直前に表示されているメッセージに従って、エラーの原因を取り除いてください。

    GlassFish Serverクラスターの作成手順でエラーがありました。

    ログファイルは以下です。

    List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\manager\setup\samples\createCLlog.txt

    エラーメッセージの詳細は、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。

    原因を解消後、以下のGlassFish Serverクラスター削除スクリプトを実行してから、再度、GlassFish Serverクラスター作成スクリプトを実行してください。

    • deleteCL.bat (GlassFish Serverクラスター削除スクリプト)

      スクリプトの引数には、以下を指定してください。なお、[]は指定を省略できることを示します。

      -u 管理ユーザーID

      -w 管理者パスワード

      [-p 運用管理用HTTPリスナーポート番号]

      省略時は「12041」になります。

      [-n GlassFish Serverクラスター名(MREG | MGUI | MWTR)]

      省略時はすべてのGlassFish Serverクラスターが削除されます。

      以下の場合の実行例です。

      • 管理ユーザーID:admin

      • 管理者パスワード:adminPWD

      • 運用管理用HTTPリスナーポート番号:12041(省略値)

      • 削除するGlassFish Serverクラスター:すべて

        C:\ListWORKS\Distribute\manager\setup\samples> deleteCL.bat -u admin -w adminPWD

以下に、GlassFish Serverクラスターの種類ごとに作成手順を説明します。