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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V10 導入ガイド
FUJITSU Software

3.3.2 運用文字コードによる運用形態の違い

運用文字コードから見たCharset-Web入力の運用形態は、次の3種類です。

注意

  • 以下に該当する場合は、マルチ文字コードオプションを別途導入する必要があります。

    • ベンダーコード運用または基盤コード運用を利用する場合

    • JSVRFXで、PCクライアントとスマートデバイスで、内字も含めた字形を統一した運用をする場合

    Charset-Web入力の部門サーバーのセットアップ中に、マルチ文字コードオプションを追加でインストールします。詳しくは、「5.4 運用文字コードの決定」およびマルチ文字コードオプションの「ユーザーズガイド」を参照してください。

  • 基盤コード運用を利用する場合は、外字データライブラリを導入する必要があります。詳しくは、外字データライブラリの「ユーザーズガイド」を参照してください。

◆基本コード運用

Charset-Web入力本体のみで選択可能な運用文字コードによる運用形態です。使用できる運用文字コードの種類は「表3.2 基本コード運用で使用できる運用文字コード」にあるとおりです。

表3.2 基本コード運用で使用できる運用文字コード

名称

文字セット

概要

Unicode(2004MS)

  • マイクロソフト標準キャラクタセット

  • JIS X 0212:1990

  • JIS X 0213:2004

  • JIS X 0221 (JAPANESE NON IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT)等

JIS2004ベースのMS 明朝(Version5.30)で使用されている字形および文字セット。

Unicode(MS)

  • マイクロソフト標準キャラクタセット

  • JIS X 0212

  • JIS X 0221 (JAPANESE NON IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT)等

JIS90ベースのMS 明朝(Version2.31)で使用されている字形および文字セット。

シフトJIS(MS)

マイクロソフト標準キャラクタセット(SBCSを除く)

JIS非漢字、JIS第一水準、JIS第二水準(JIS X 0208:1990)およびベンダー定義文字を持つ文字セット。

字形はWindows XPに標準搭載されているMS 明朝(Version2.31)と同等。

注意

JSVRFXで利用可能な運用文字コードは、Unicode(2004MS)のみです。

ベンダーコード運用

マルチ文字コードオプションが必要な運用文字コードによる運用形態です。使用できる運用文字コードの種類は「表3.3 ベンダーコード運用で使用できる運用文字コード」にあるとおりです。

表3.3 ベンダーコード運用で使用できる運用文字コード

名称

文字セット

概要

JEF

JEF

グローバルサーバーおよびPRIMEFORCEと同等の文字セット。

Unicode-JEF

JEF

JEFをオープンプラットフォームで利用できるように、Unicodeにマップされたコード系。JEFと同等の文字セット。

KEIS

KEIS

日立製作所社製ホストと同等の文字セット。

JIPS

JIPS

日本電気社製ホストと同等の文字セット。

DBCS-Host

DBCS-Host

日本アイ・ビー・エム社製ホストと同等の文字セット。

注意

  • JSVRFXで利用可能な運用文字コードは、Unicode-JEFのみです。

  • JEF、KEIS、JIPS、およびDBCS-Hostでは、1バイト系文字(EBCDICなど)を使用できません。

◆基盤コード運用

外字申請モデルを利用する運用形態です。マルチ文字コードオプションが必要となります。使用できる運用文字コードの種類は「表3.4 基盤コード運用で使用できる運用文字コード」にあるとおりです。

表3.4 基盤コード運用で使用できる運用文字コード

名称

文字セット

概要

基盤コード

外字データライブラリに収録されている文字セット

基盤コード以外の各運用文字コードに対応する文字セットに加えて、各種の辞書・法令・通達・中国GB文字などから構成される文字セット。約89,000文字を含む。

参考

外字データライブラリに収録されている文字セットについては、外字データライブラリの「ユーザーズガイド」の付録Aを参照してください。