広域回線復旧後の自動反映で実施する手順はありません。運用センタと待機センタを接続する広域回線が復旧すると、運用センタから待機センタに自動的にトランザクションログが反映されるため、災害対策運用の継続が可能になります。なお、回線復旧時は、待機センタのプライマリ候補サーバにメッセージが出力されます。以下にメッセージの出力例を示します。
例)
LOG: started streaming WAL from primary at 0/C000000 on timeline 1
注意
広域回線が復旧するまでの時間は不定のため、復旧までに運用センタのトランザクションログの容量が見積りの容量を超え、運用センタでトランザクションログが再利用される場合があります。その場合、運用センタのプライマリサーバと待機センタのプライマリ候補サーバにメッセージが出力されます。以下にメッセージの出力例を示します。
運用センタのプライマリサーバでのメッセージ出力例
ERROR: requested WAL segment 000000010000000000000025 has already been removed
待機センタのプライマリ候補サーバでのメッセージ出力例
FATAL: could not receive data from WAL stream: ERROR: requested WAL segment 000000010000000000000025 has already been removed
このメッセージが出力された場合は、運用センタでトランザクションログファイルが再利用されため、待機センタの再セットアップを行う必要があります。待機センタのセットアップについては、“7.3 待機センタのセットアップ”を参照してください。