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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

1.2.3 NetCOBOL V10の追加機能概要

表1.4 NetCOBOL V10の追加機能概要

項番

V/L

機能名

内容

マニュアルの記載場所(注2)

1

V10.5.0

ファイル処理

ファイルアクセスルーチンで、ファイルの高速処理機能をサポートしました。

COBOLファイルアクセスルーチン使用手引書

  • 3.16.2 ファイルの高速処理

2

V10.3.0

ファイルサイズの拡張

順・索引ファイルのサイズ制限(順ファイルは1GB、索引ファイルは1.7GB)を解除し、システムの制限まで作成できるようになりました。

NetCOBOL使用手引書

  • 7.9 他のファイルシステムの使用方法

  • 5.4.1.27 @CBR_FILE_LFS_ACCESS(COBOLファイルのサイズを拡張する指定)

3

V10.3.0

PowerRDBconnectorのデッドロック出口サポート

PowerRDBconnectorでデッドロック出口が扱えるようになりました。

NetCOBOL使用手引書

  • 7.9 他のファイルシステムの使用方法

4

V10.3.0

NetCOBOL Studio(Eclipse 3.4基盤)

NetCOBOL Studio(Eclipse 3.2 基盤)に加え、NetCOBOL Studio (Eclipse 3.4基盤)を提供します(注1)。
NetCOBOL Studio(Eclipse 3.4基盤)を使用すると、他のEclipse 3.4基盤製品(Interstage Studioなど)と操作性などを合わせることができます。

NetCOBOL Studio 使用手引書

5

V10.3.0

Interstage Studio向けCOBOLプラグイン

Interstage StudioでCOBOL/CORBAアプリケーションを開発する機能を提供します。

NetCOBOL Studio 使用手引書

6

V10.2.0

FETCH NEXT/PRIOR文サポート

データベースアクセスでFETCH文に"NEXT"と"PRIOR"を指定できるようになりました。

COBOL文法書

  • 8.6.4 FETCH文

NetCOBOL 使用手引書

  • 22.2.4.5 FETCH PRIOR文によるデータの取得

7

V10.2.0

IBM DB2互換

SQLCAに含まれるSQLSTATE、SQLCODEおよびSQLERRDを翻訳できるようになりました。

COBOL文法書

  • 8.2.4 SQLSTATE/SQLCODE

  • 8.2.6 SQLERRD

8

V10.2.0

ファイルの高速処理の一括指定サポート

レコード順・行順ファイルに有効となるファイルの高速処理(BSAM)機能を一括して指定できるようになりました。

NetCOBOL 使用手引書

  • 7.7.4 ファイルの高速処理

9

V10.2.0

DISPLAY文のイベントログ出力サポート

DISPLAY文の出力先として、イベントログを指定できるようになりました。

NetCOBOL 使用手引書

  • 11.1 小入出力機能

  • 5.4.1.15 CBR_DISPLAY_CONSOLE_OUTPUT(DISPLAY UPON CONSOLEのイベントログ出力指定)

  • 5.4.1.18 CBR_DISPLAY_SYSERR_OUTPUT(DISPLAY UPON SYSERRのイベントログ出力指定)

  • 5.4.1.21 CBR_DISPLAY_SYSOUT_OUTPUT(DISPLAY UPON SYSOUTのイベントログ出力指定)

  • 5.4.1.13 CBR_DISPLAY_CONSOLE_EVENTLOG_LEVEL(DISPLAY UPON CONSOLEのイベントログ出力時のイベント種類指定)

  • 5.4.1.16 CBR_DISPLAY_SYSERR_EVENTLOG_LEVEL(DISPLAY UPON SYSERRのイベントログ出力時のイベント種類指定

  • 5.4.1.19 CBR_DISPLAY_SYSOUT_EVENTLOG_LEVEL(DISPLAY UPON SYSOUTのイベントログ出力時のイベント種類指定

  • 5.4.1.14 @CBR_DISPLAY_CONSOLE_EVENTLOG_SRCNAME(DISPLAY UPON CONSOLEのイベントログ出力時のイベントソース名指定)

  • 5.4.1.17 @CBR_DISPLAY_SYSERR_EVENTLOG_SRCNAME(DISPLAY UPON SYSERRのイベントログ出力時のイベントソース名指定)

  • 5.4.1.20 @CBR_DISPLAY_SYSOUT_EVENTLOG_SRCNAME(DISPLAY UPON SYSOUTのイベントログ出力時のイベントソース名指定)

10

V10.2.0

CHECK機能抑止の実行時オプションサポート

CHECK機能を抑止する下記の実行時オプションをサポートしました。

  • nocb  :CHECK(BOUND)

  • noci  :CHECK(ICONF)

  • nocl  :CHECK(LINKAGE)

  • nocn  :CHECK(NUMERIC)

  • nocp  :CHECK(PRM)

NetCOBOL 使用手引書

  • 5.8 実行時オプションの指定形式

11

V10.2.0

TRACE機能抑止の実行時オプションサポート

TRACE機能を抑止する実行時オプション"nor"をサポートしました。

NetCOBOL 使用手引書

  • 5.8 実行時オプションの指定形式

12

V10.2.0

トレース情報ファイルのマルチプロセスサポート

トレース情報ファイルをプロセス毎に出力できるようになりました。

NetCOBOL 使用手引書

  • 19.3.2 トレース情報

13

V10.2.0

診断機能によるアプリケーションエラーメッセージ出力サポート

アプリケーションエラーの発生によって診断機能が起動した場合、JMW0099I-Uのメッセージを出力するようになりました。これにより、アプリケーションエラーの発生を容易に認知できるようになりました。

メッセージ説明書

  • 4章 診断機能のメッセージ

14

V10.2.0

登録集デバッグ

NetCOBOL Studioで登録集に対するデバッグ機能をサポートしました。

NetCOBOL Studio使用手引書

15

V10.2.0

DISPLAY文の機能名SYSERR抑止サポート

DISPLAY文の機能名SYSERRに対応付けた呼び名に対して、出力を抑止できるようになりました。

NetCOBOL 使用手引書

  • 5.4.1.60 @NoMessage(実行時メッセージおよびSYSERRの出力抑止指定)

16

V10.1.0

リモート開発

NetCOBOL Studioが以下のアプリケーションのリモート開発をサポートしました。

  • Windows(64)で動作する64ビットNetCOBOLアプリケーション

  • Linux(64)で動作する64ビットNetCOBOLアプリケーション

NetCOBOL Studio使用手引書

  • 9章 リモート開発機能

17

V10.1.0

診断機能強化

アプリケーションエラーまたはUレベルの実行時メッセージが出力された場合に、診断レポートと共にダンプを出力できるようになりました。

使用手引書

  • 19.6 診断機能の使い方

18

V10.0.0

IPv6サポート

以下の機能において、IPv6形式のIPアドレスをサポートしました。

  • COBOL Webサブルーチン

  • 簡易アプリ間通信

  • リモートデバッガ

  • NetCOBOL Studioによるリモート開発

使用手引書

  • 5.4.1.2 @CBR_ATTACH_TOOL(プログラムからデバッガまたは診断機能を起動する指定)

  • 5.4.1.21 @CBR_JUSTINTIME_DEBUG(異常終了時にデバッガまたは診断機能を使って調査を行う指定)

  • 20.9.3 リモートデバッガコネクタの使い方

  • 20.9.5 リモートデバッガの起動

なお、COBOL Webサブルーチン、簡易アプリ間通信とNetCOBOL Studioのリモート開発のIPv6サポートの記事はマニュアルにはありません。

19

V10.0.0

JIS2004対応

字類条件を拡張し、サロゲートペアの文字を検出できるようにしました。

COBOL文法書

  • 6.3.3.2 字類条件

20

V10.0.0

Unicode機能強化

V6.0L10でサポートしたUCS-2(リトルエンディアン)の機能を拡張し、UTF-16としてサポートしました。
さらに、以下のUnicode機能をサポートしました。

  • UTF-16ビッグエンディアン

  • リソースUnicode

  • NSPCOMPオプション

COBOL文法書

  • 2.7 組込み関数機能

  • 6.6.12 DISPLAY-OF関数

  • 6.6.30 NATIONAL-OF関数

  • E.8 関数

使用手引書

  • A.2.12 DUPCHAR(重複文字の扱い)

  • A.2.40 RCS(実行時コード系の指定)

  • A.2.45 SCS(ソースファイルのコード系)

  • D.5 組込み関数一覧

  • N.4 他システムからの移行上の注意

21

V10.0.0

CSVファイル

表計算ソフトやデータベースソフトで用いられているCSV(Comma Separated Values)形式のデータをCOBOLで扱えるようにしました。

COBOL文法書

  • 6.4.45 STRING文(中核)

  • 6.4.50 UNSTRING文(中核)

使用手引書

  • 13章 CSV形式データの操作

22

V10.0.0

サブルーチンの追加

動的にメモリを割り当てる/解放するサブルーチン、ならびにプロセスを強制的に終了させるサブルーチンを提供します。

使用手引書

  • H.1.7 メモリ割当てサブルーチン

  • H.1.8 プロセス終了サブルーチン

23

V10.0.0

ファイル機能強化

以下の機能をサポートします。

  • ダミーファイル

  • 行順ファイルBOM対応

使用手引書

  • 7.3.3 行順ファイルの処理

  • 7.7.7 ダミーファイル

  • 11.1.5.4 DISPLAY文のファイル出力拡張機能

  • 11.1.5.5 ACCEPT文のファイル入力拡張機能

COBOLファイルアクセスルーチン使用手引書

  • 3.1.1 cobfa_open()

  • 3.16 ダミーファイル

24

V10.0.0

ACCEPT SYSINスレッド対応

スレッド単位でファイルをオープンできるよう、ACCEPT文に機能を追加しました。

使用手引書

  • 11.1.5.5 ACCEPT文のファイル入力拡張機能

25

V10.0.0

Micro Focus COBOL互換強化

以下のMicro Focus COBOLとの互換機能を提供します。

  • 外部ファイルハンドラサポート

使用手引書

  • 7.9 他のファイルシステムの使用法

  • 7.9.4 外部ファイルハンドラ

26

V10.0.0

int型2進整数データ項目の集団項目サポート

以下の各句を集団項目にも指定できるようにしました。

  • USAGE IS BINARY-CHAR

  • USAGE IS BINARY-SHORT

  • USAGE IS BINARY-LONG

  • USAGE IS BINARY-DOUBLE

COBOL文法書

  • 5.4.3 EXTERNAL句

  • 5.4.9 REDEFINES句

  • 5.4.15 USAGE句

27

V10.0.0

SYNCHRONIZED句の集団項目サポート

集団項目にSYNCHRONIZED句が指定できるようになりました。

COBOL文法書

  • 5.4.12 SYNCHRONIZED句

28

V10.0.0

REDEFINES句

SQLホスト変数にREDEFINES句が指定できるようになりました。

COBOL文法書

  • 8.2.2 ホスト変数定義

  • 8.2.4 SQLSTATE/SQLCODE

  • 8.2.5 SQLMSG

29

V10.0.0

ローカルPCでのプリコンパイラ連携

NetCOBOL Studioを用いたローカルPCでのビルドで、プリコンパイラ連携をサポートしました。

NetCOBOL Studio使用手引書

  • 4.2.3 COBOL登録集生成ウィザード

30

V10.0.0

登録集の新規作成

NetCOBOL StudioでCOBOLプロジェクトへ登録集を新規追加できるようにしました。

NetCOBOL Studio使用手引書

  • 6.1.2 プリコンパイラ

31

V10.0.0

EXIT文拡張

EXIT文に以下の指定ができるようにしました。

  • EXIT PARAGRAPH

  • EXIT SECTION

COBOL文法書

  • 6.4.18 EXIT文(中核)

32

V10.0.0

印刷機能強化

FORMAT句なし印刷ファイルの電子帳票出力時にI制御レコードで任意の用紙名を指定できるようにしました。

使用手引書

  • 8.6.4 プリンタ(紙)出力時と電子帳票出力時の機能差(留意事項/制限事項)

注1:NetCOBOL 開発パッケージ V10.3以降では、NetCOBOL Studio(Eclipse 3.2 基盤)とNetCOBOL Studio(Eclipse 3.4 基盤)を同梱しています。お客様の環境に応じてどちらかをインストールして使用してください。留意事項は、“NetCOBOL ソフトウェア説明書”の“7.2 開発環境”を参照してください。

注2:「マニュアルの記載場所」は、当該V/L製品で提供されるマニュアルの記載場所です。