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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V10 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.3.5 文字辞書

文字辞書は、特定の運用文字コード内の文字を管理する辞書です。マスターは、日本語資源管理の業務の漢字辞書です。

2.3.5.1 カラム構成

名称

説明

値についての制約

CODE

運用文字コードセットにおける文字コード値。文字辞書内で一意なID。

例)運用文字コードがシフトJIS(MS)の場合は、4桁の16進数。"あ"は"82A0"となる。

0以上。

運用文字コード、およびそのコード空間については、日本語資源管理に従う。

GLYPHCODE

字形コード。字形辞書内で一意なID。8桁の36進数で表す。

例) "KW01E000"

字形辞書の字形コードに従う。

YOMIsFORSEARCH

検索用の読み1次元配列。

日本語資源管理に従う。

ONYOMIs

音読み1次元配列。

日本語資源管理に従う。

KUNYOMIs

訓読み1次元配列。

日本語資源管理に従う。

NANORIs

名のり1次元配列。

日本語資源管理に従う。

JIGI1 ~ JIGI15

字義。(複数個の1次元配列要素をJIGI1、JIGI2、…、JIGI15)に展開したもの)

日本語資源管理に従う。

KAKUSUs

画数1次元配列。1以上の整数となる。

日本語資源管理に従う。

REPRADICALCODEs

部首コード1次元配列(代表字形)。

部首コードについては、部首辞書の部首コードに従う。

配列個数については、日本語資源管理に従う。

PARTCODEs

文字部品1次元コード配列。

文字部品コードについては、文字部品辞書の文字部品コードに従う。

配列個数については、日本語資源管理に従う。

OYAJICODE

異体字グループコード。

字形辞書の字形コードに従う。

参考

値の仕様や設定方法については、Charset Manager-Mの「使用手引書 日本語資源管理編」の第5章を参照してください。

2.3.5.2 検索結果レコードセット取得メソッド

この検索機能では、文字辞書を対象にした検索をし、結果レコードセットやレコード数をCSV形式で返却します。

◆リクエスト先のURL

http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/getCharacters

◆リクエストパラメーター

名称

説明

値についての制約

getCount

文字部品辞書の説明を参照のこと。

文字部品辞書の説明を参照のこと。

withCount

文字部品辞書の説明を参照のこと。

文字部品辞書の説明を参照のこと。

limitRange

文字部品辞書の説明を参照のこと。

文字部品辞書の説明を参照のこと。

codeRanges

一意なIDを持つ辞書エレメントのコード範囲を1次元配列で指定する。

任意。文字コード制約に従う。

glyphCodeRanges

字形を持つ辞書エレメントの字形コード範囲を1次元配列で指定する。

任意。字形コード制約に従う。

oyajiCodeRanges

異体字グループコード範囲を1次元配列で指定する。

任意。異体字グループコード制約に従う。

kakusuRanges

画数範囲を1次元配列で指定する。

任意。画数配列制約に従う。

kakusuRangesOperant

画数範囲を複数指定した場合の検索指示子をORまたはANDで指定する。

任意。未定義の場合はORとみなす。

partCodeRanges

文字部品コード範囲を1次元配列で指定する。

任意。文字部品コード制約に従う。

partCodeRangesOperant

文字部品コード範囲を複数指定した場合の検索指示子をORまたはANDで指定する。

任意。未定義の場合はORとみなす。

radicalGroupCodeRanges

部首グループコード範囲を1次元配列で指定する。

任意。部首グループコード配列制約に従う。

radicalGroupCodeRangesOperant

部首グループコード範囲を複数指定した場合の検索指示子をORまたはANDで指定する。

任意。未定義の場合はORとみなす。

yomis

読みを1次元配列で指定する。

任意。検索用読み配列制約に従う。

yomisOperant

読みを複数指定した場合の検索指示子をORまたはANDで指定する。

任意。未定義の場合はORとみなす。

sortOrders

ソートオーダーキー配列を指定する。指定可能な値は次のとおり。

  • CODE(文字コード)

  • KAKUSU(画数)

  • RADICAL(部首)

任意。未定義の場合はCODEとみなす。

◆リクエストの例

読みが「あや」かつ「あきら」の文字を、CODEでソートして、1~10番目を取得する場合のリクエスト。

WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSETが、Windows-31JまたはcsWindows31Jの場合
http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/getCharacters?limitRange=1-10&yomis=%82%A0%82%E2%2C%82%A0%82%AB%82%E7&yomisOperant=AND&sortOrders=CODE
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSETが、UTF-8の場合
http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/getCharacters?limitRange=1-10&yomis=%E3%81%82%E3%82%84%2C%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89&yomisOperant=AND&sortOrders=CODE

2.3.5.3 特定字形画像取得メソッド

この検索機能では、特定字形を画像化し、PNG形式で返却します。

注意

  • この検索機能では、文字コードから字形コードを求め、さらにその字形コードから字形画像を生成して返却します。すでに字形コードがわかっている場合は、字形辞書の特定字形画像取得機能を使用したほうが、処理コストが少なくてすみます。

  • リクエスト中で使用するパラメーター名がログ情報に出力される場合は、次の対応表のとおりの名称で出力されます。

    リクエスト中で使用するパラメーター名

    ログ情報に出力されるパラメーター名

    code

    code

    glyphSize

    size

    glyphForeColor

    foreColor

    glyphBackColor

    backColor

    glyphTransparent

    transparent

◆リクエスト先のURL

http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/getGlyphOfCharacter

◆リクエストパラメーター

名称

説明

値についての制約

code

文字コード(運用文字コードで指定)。

必須。文字コード制約に従う。
存在しない文字コードが指定された場合は、byte[0]の画像データが返却される。

glyphSize

字形辞書のリクエストパラメーターsizeの説明を参照のこと。

字形辞書のリクエストパラメーターsizeの説明を参照のこと。

glyphForeColor

字形辞書のリクエストパラメーターforeColorの説明を参照のこと。

字形辞書のリクエストパラメーターforeColorの説明を参照のこと。

glyphBackColor

字形辞書のリクエストパラメーターbackColorの説明を参照のこと。

字形辞書のリクエストパラメーターbackColorの説明を参照のこと。

glyphTransparent

字形辞書のリクエストパラメーターtransparentの説明を参照のこと。

字形辞書のリクエストパラメーターtransparentの説明を参照のこと。

glyphAntialias

字形辞書のリクエストパラメーターantialiasの説明を参照のこと。

字形辞書のリクエストパラメーターantialiasの説明を参照のこと。

◆リクエストの例

文字コードが「3042」の文字字形画像を、サイズ「48px」、文字色「赤」、背景色「白」で取得する場合のリクエスト。

http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/getGlyphOfCharacter?code=3042&glyphSize=48&glyphBackColor=FFFFFF&glyphForeColor=FF0000&glyphTransparent=true

2.3.5.4 手書き字形認識結果レコードセット取得メソッド

この検索機能では、文字辞書を対象にした手書き文字認識をし、結果レコードセットをCSV形式で返却します。

注意

  • このリクエストは、外字申請モデルの場合にのみ有効です。それ以外の運用形態では使用しないでください。

  • 外字データライブラリの管理機能で作成し、Charset-Web入力へ反映したユーザー定義基盤外字を、本メソッドで検索することはできません。

  • このメソッドでは、統計的な手法を使用して、手書きで入力された字形を評価(手書き文字認識)しています。そのため、入力される手書きストロークによっては、望ましい結果を得られない場合があります。その場合、丁寧さや、正しいと思われる筆順にしたがっているかなどの点で手書きストロークを見直すと、望ましい結果を得られやすくなります。

◆リクエスト先のURL

http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/recognizeAsCharacter

◆リクエストパラメーター

名称

説明

値についての制約

limit

文字部品辞書の説明を参照のこと。

文字部品辞書の説明を参照のこと。

rect

文字部品辞書の説明を参照のこと。

文字部品辞書の説明を参照のこと。

points

文字部品辞書の説明を参照のこと。

文字部品辞書の説明を参照のこと。

◆リクエストの例

キャンバス矩形(0,0)-(100,100)に書かれた手書きストローク(1,50)-(99,50),(50,1)-(50,99)を、文字字形として認識した結果を5個取得する場合のリクエスト。

http://SERVERNAME:PORT/WEBAPL/csv/recognizeAsCharacter?limit=5&rect=0,0;100,100&points=1,50;99,50|50,1;50,99