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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能編
FUJITSU Software

3.5.4 JIS2004文字運用特有の機能

◆文字の入力

JIS2004に固有の文字を入力する際には、入力先のアプリケーションで適切なフォント(UCS-4の追加面の文字が収録されているフォントなど)を選択してください。その他、次の点に注意してください。

再変換について

Unicode固有文字(UCS-4の追加面の文字も含む)は再変換の対象となりません。再変換すると、候補リストに「?」が表示されます。

入力予測について

動作環境での「□文字の入力で□文字以上の候補を□個表示」の設定にて、UCS-4の追加面の文字(1文字をUnicodeの2ワードで表現する文字)は2文字として扱われます。

図3.5 動作環境での設定画面

◆クイック単漢字

文字コードから漢字や記号を入力する際に、UCS-4のUnicode値や、JIS2004の面区点の値を指定することができます。「3.4.4 クイック単漢字」の「◆文字コードから漢字や記号を入力する」を参照してください。

また、JIS2004文字運用の場合は、クイック単漢字ウィンドウの[文字コード]の欄に表示される内容が次のようになります。

図3.6 クイック単漢字ウィンドウの[文字コード]の欄

項目名

内容

区点

JIS2004の面区点の値が表示される。
項目名「区点」の表示は変わらない。

Unicode

UCS-4の第0面(BMP)の文字の場合は、4桁のコード値が表示される。それ以外の文字の場合は、5桁のコード値が0詰めされずに表示される。
項目名「Unicode」の表示は変わらない。

◆マルチボード

文字コードの一覧にて、文字種のカテゴリーに「CJK統合拡張漢字B」を指定することができます。詳しくは「3.4.5 マルチボード」の「◆文字コードの一覧から文字を探す」を参照してください。

なお、マルチボード上では、第0面(BMP)の文字も追加面の文字も、表示上の区別はありません。

注意

マルチボード上で、追加面の文字を正しく表示するためには、マルチボードの[フォント]で、追加面の文字が収録されているフォントを指定する必要があります。