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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能編
FUJITSU Software

3.4.2 住所辞書検索ダイアログ

Charset-入力アシストでは、住所辞書検索ダイアログを使用して、日本全国の住所を簡単に検索・入力することができます。利用できる住所辞書の種類とその特徴を次に示します。

住所辞書

特徴

日本郵政グループ版の住所辞書

提供形態

Charset-入力アシストに同梱

データの更新

日本郵政グループのホームページから更新されたデータを入手可能

地区コード

全国地方公共団体コードを使った検索が可能

Charset-住所辞書オプション版の住所辞書

提供形態

Charset-住所辞書オプションが必要

データの更新

データ更新サービスの利用により更新されたデータを入手可能

地区コード

「住所コード」の上位5桁を使った検索が可能

参考

  • 住所辞書検索ダイアログを使わずに、かな漢字変換に似た操作で住所を検索・入力することもできます。この機能を「クイック郵便番号」と呼びます。詳しくは、オンラインヘルプの「地名や郵便番号を入力して住所に変換する(クイック郵便番号)」の説明を参照してください。

  • Charset-住所辞書オプションとの連携については、「3.7.1 Charset-住所辞書オプションとの連携」を参照してください。

◆起動方法

住所辞書検索ダイアログを起動するには、次のいずれかの操作を実行します。

操作手順1

Charset-入力アシストの入力モードの[]アイコンをクリックします。

操作手順2
  1. Charset-入力アシストの入力モードを表示します。画面右下に入力モードが表示されていない場合は、[Alt]+[半角/全角]キーを押すと、入力モードが表示されます。

  2. [Ctrl]+[Shift]+[M]キーを押します。

◆画面構成

図3.1 住所辞書検索ダイアログ

[検索文字]

検索したい住所の郵便番号や、地区コード、地名、または地名の読みを入力します。[▼]をクリックすると、検索文字列の履歴リストが表示され、検索文字列を選択できます。
入力した文字によって、次のように検索を行います。

入力する文字

検索の方法

7桁の数字

郵便番号として検索

3桁の数字

後ろに"0000"を付加した郵便番号として検索

上記以外の形式の数字

地区コードとして検索

ひらがな (*1)

地名の読み、および地名の表記として検索

上記以外の文字も含む場合

地名の表記として検索

*1 : 英大文字、数字、かな記号"「」・"(カギ括弧および中点)を含めることも可能

参考

地名の読みで検索したい場合、読みはひらがなで表記します。また、英数字のみで検索すると、結果は対象無しとなります。

[検索候補]

検索された結果が一覧表示されます。候補にさらに詳細の住所がある場合は、候補の右側に「...」が表示されます。[下へ→]ボタンをクリックする、[→]キーを押す、または表示候補をマウスでダブルクリックすると、詳細の一覧が表示されます。[←戻る]ボタンをクリックする、または[←]キーを押すと、元の一覧に戻ります。
[検索候補]にフォーカスがあるときは、[Ctrl]+[C]で選択されている住所の文字列をクリップボードにコピーできます。

注意

入力コード範囲の抑止で、抑止対象となっている文字を含む住所は、グレーの表示色で表示されます。また、それをクリップボードへコピーすることはできません。

[各住所のボタン]

[検索候補]で選択されている住所がボタン化されて表示されます。住所全体のボタンと、郵便番号のみのボタンや住所を分けたボタンがあります。ボタンをクリック、またはドラッグ&ドロップすると、アプリケーションにそのボタンの内容を貼り付けられます。

注意

入力コード範囲の抑止で、抑止対象となっている文字を含む住所は、形式設定ダイアログでの設定に従って、フリガナで表示されます。

[機能キーボタン]([Tab]/[BackTab]/[空白]/[Enter]ボタン)

ボタンをクリックすると、機能キーがアプリケーションに送られます。フォームに住所を分けて入力するときなどに使います。形式設定ダイアログで、住所のボタンを貼り付ける際に機能キーを同時に送る設定にすることもできます。

[地区コード]

[検索候補]で選択している候補に対応する地区コードが表示されます。
都道府県直下の市区町村の候補については地区コードが表示されますが、都道府県の候補や、町名/字などの候補に対しては表示されません。

[フリガナにする]

チェックを付けると、[検索候補]の一覧の下のボタンに表示されている文字列が、ひらがなまたはカタカナ表記になります。どちらの形式を使用するかについては、形式設定ダイアログ内で設定できます。

[形式設定]

ボタンをクリックすると、形式設定ダイアログを表示します。

その他、ダイアログ左上のアイコンからのメニューで[住所辞書検索のバージョン情報]を選択すると、住所辞書検索のバージョン情報]が表示されます。

図3.2 形式設定ダイアログ

[ボタンのクリックで文字を転送後に機能キーを送る]

チェックを付けると、ボタンに表示された文字列をアプリケーションに送る際に、[送る機能キー]で選択されているキーも同時に送ります。[送る機能キー]には、[Tab]/[Enter]/[空白]があります。

[フリガナ表示の形式]

「フリガナにする」のチェックを付けたときのボタンの表示形式を[全角カタカナ]、[全角ひらがな]、[半角カタカナ]から選べます。

[住所の区切りごとに空白を挿入する]

チェックを付けると、ボタンに表示された文字列をアプリケーションに送る際に、地名の区切り(市、区、郡など)に空白を挿入します。

例) 〒370-2452 群馬県 富岡市 一ノ宮

図3.3 住所辞書検索のバージョン情報ダイアログ

[辞書情報]

現在使用している住所辞書の名称/更新日付/詳細情報が、それぞれ[種別]/[元辞書の日時]/[詳細情報]に表示されます。

[住所辞書の更新]

資源管理サーバで生成した運用住所辞書を手動で移入する場合に使用します。クリックすると[住所辞書の更新]ダイアログが表示されます。

図3.4 住所辞書の更新ダイアログ

[更新開始]

移入する運用住所辞書が格納されているフォルダ、およびログの出力先フォルダをそれぞれ設定してからボタンをクリックすると、運用住所辞書をCharset-入力アシストに移入します。

注意

  • フォルダを指定する際に、パスの中にUnicode固有文字を含めることはできません。

  • 出力されるログファイルのファイル名は"PostCopy.log"です。また、ログの出力先フォルダを指定しなかった場合、ログファイルは生成されません。

参考

運用住所辞書の移入手順については、「3.7.1 Charset-住所辞書オプションとの連携」を参照してください。

◆検索方法

基本的な手順を次に示します。

  1. 住所辞書検索ダイアログを起動します。

  2. [検索文字]に検索したい住所の郵便番号や地区コード、地名、または地名の読みを入力します。

  3. 語句の確定と同時に住所の候補が[検索候補]に表示されます。候補にさらに詳細の住所がある場合は、候補の右側に「...」が表示されます。[下へ→]ボタンをクリックするか、 [→]キーを押すか、または表示候補をマウスでダブルクリックすると、詳細の一覧が表示されます。[←戻る]ボタンをクリックする、または[←]キーを押すと元の一覧に戻ります。

参考

Charset-入力アシストのオンラインヘルプも参照してください。

◆検索結果の利用方法

住所辞書検索ダイアログで検索した結果をアプリケーションに貼り付けて利用することができます。その基本的な手順を次に示します。

  1. [検索候補]で貼り付けたい住所を選択します。選択した住所がボタン化されて表示されます。

  2. 貼り付け対象のアプリケーションが確定しているかどうかでボタン上に表示されているメッセージが異なり、操作も異なります。

    貼り付け対象のアプリケーションが確定していない場合

    「ボタンをドラッグしてください。」とメッセージが表示されます。貼り付けたいボタンをアプリケーションにドラッグ&ドロップします。選択したボタンに表示された文字列が、ドラッグ&ドロップしたアプリケーションに貼り付けられます。

    貼り付け対象のアプリケーションが確定している場合

    「ボタンを押してください。」とメッセージが表示されます。
    貼り付けたいボタンをクリックします。
    ボタンに表示された文字列が、「転送先:」に表示されているアプリケーションに貼り付けられます。

注意

検索結果をアプリケーションに貼り付けると、貼り付け先のアプリケーションのウィンドウが前面に表示されます。そのため、ウィンドウの配置によっては、住所辞書検索ダイアログの一部または全体が隠されます。
ただし、住所辞書検索ダイアログの全体が貼り付け先のアプリケーションのウィンドウに隠される場合は、住所辞書検索ダイアログが画面右上隅に自動的に移動します。

注意

保護モードが有効になっているInternet Explorerでは、入力モードやショートカットキーから住所辞書検索ダイアログを起動することができません。

参考

Charset-入力アシストのオンラインヘルプも参照してください。